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テーマ:野鳥好きっ♪(17392)
甲高い声で秋到来を教えてくれるのがモズです。 高鳴きをする秋に物真似をよくすると言われています。 (モズが真似た鳥) 蒲谷(1996)は、声を真似た鳥として、センダイムシクイ。オオヨシキリ、コジュケイ、オオジシギ、セグロセキレイ、ミソサザイ。ヒヨドリ。ウグイス、コヨシキリ。オオヨシキリ。キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ。エナガ。ヒガラ。ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ノジコ」、カワラヒワ、イカル、コムクドリをあげています。 1973年から2025年の間で、手賀沼とその周辺地域、柏市内でモズが真似た鳥としては、 2005年10月3日に同一個体がクロツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、2008年10月12日にはオオジシギ、2009年11月14日にはコジュケイ、アカハラ、ウグイス、センダイムシクイ、2010年11月7日にはビンズイ、オオジシギの物真似をしていたのを観察したことがあります。このほか、2012年10月15日都内葛西臨海公園でセンダイムシクイ、2019年11月6日都内水元公園でアオジの声を物真似していたのを観察したことがあります。 (最も多い物真似) 神戸市(1988)は、物真似で最も多いのがオオヨシキリ、次いでヒヨドリ、カワラヒワ、ウグイスと報告しています。 前記に記したように、手賀沼とその周辺地域、柏市、都内で聞いた物真似の声は、多様な種類でした。幼鳥期にどこで過ごしたかによって習得した声の違いがあるのではないかとも思われます。これからも注目していきたいと思います。 (物真似の練習) 小西(1994)は、研究報告や知見を整理し報告しています。 その中で「近年の研究で物真似を練習することがわかった」「独り言をよく言って正確に真似できるまで練習する」と述べています。 (引用) 神戸市教育委員会.1988.神戸の自然6 神戸の野鳥観察記.モズ 早贄と物真似. 小西 正一.1994.小鳥はなぜ歌うか.岩波新書.p103-110. 蒲谷鶴彦.1996.日本野鳥大鑑 下巻.p29.小学館. (写真) 1枚目:2025年9月20日埼玉県吉川市、2枚目:2023年1月20日手賀沼沿岸で撮影
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最終更新日
2025.09.21 10:59:37
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