|
テーマ:野鳥好きっ♪(17389)
カテゴリ:識別について
晩秋から冬の楽しみなのが打ち寄せる波と引く波に対して斜めに走りながら餌を捕食するミユビシギです。波が打ち寄せると採食を中断して素早く逃げ、波が引くと再び採食を繰り返す光景は観察していて飽きることがありません。 冬羽ですと、ハマシギと似ているので識別について質問をもらうことがあります。 ミユビシギとハマシギの動き、ミユビシギの羽衣を整理してみました。 (動きの違い) ミユビシギは、打ち寄せる波と引く波に対して斜めに走りながら餌を捕食します。 対してハマシギは波の動きに合わせた採餌を何度も繰り返すことはありません。 (ハマシギとの違い) ミユビシギのほうが嘴は短くて太く、下面が白いのが特徴です。 またミユビシギの翼角は黒く見えることが多い印象があります。 (ミユビシギの羽衣) (1)幼鳥 肩羽は黒い軸斑と白い斑が目立ちます。雨覆の軸斑は黒褐色で羽縁は太く白い。 幼鳥は白と黒のコントラストが強いので成鳥との違いです。 一枚目の写真を御覧ください。 (2)第1回冬羽に換羽中 肩羽の一部に黒褐色の幼羽が残っていますが、多くが灰褐色の冬羽に換羽しています。 雨覆と三列風切は褐色で太く白い羽縁があり幼羽です。二枚目の写真を御覧ください。 (3)第1回冬羽 肩羽に残っていた黒褐色の幼羽も冬羽に換羽し、背・肩羽が一様な灰白色になります。 雨覆・三列風切に摩耗した幼羽が残ります。 三枚目の写真を御覧ください。 (4)成鳥冬羽 冬羽は上面が一様に灰白色になり下面の白味が強い。他のシギと混じって行動していてもより体の白さが際立ちます。四枚目の写真を御覧ください。 (写真) 一枚目:2015年9月19日三番瀬、二枚目:2023年4月24日三番瀬、 三枚目:2020年9月5日三番瀬、四枚目2015年9月19日三番瀬で撮影 ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.10.11 11:40:20
コメント(0) | コメントを書く
[識別について] カテゴリの最新記事
|