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テーマ:野鳥好きっ♪(17485)
昨日、手賀沼でホシハジロ(成鳥雄4羽)を今シーズン初めて観察しました。 帰宅後、ホシハジロに関して興味深い報告を思い出しました。 神山(2014)は、2014年に実施したカモ類性比国際調査の結果について報告しています。 報告では「日本列島を北および東に進むほど(緯度と経度の数値に比例して)、ホシハジロの群れに占めるオスの割合が高くなっていた」「北緯32~38度(九州~新潟)の範囲では、北の越冬地ほどオスが多いことが分かります。それ以外の種では、データ数は少ないのですがカワアイサも北ほどオスが多い傾向があり、オシドリでは逆に北ほどメスが多くなる傾向がありました」と述べています。 その理由について神山(2017)は、「攻撃的なオスがよい餌場からメスを追い出している。オスの方が寒さに強い。オスは繁殖地に近い場所で越冬する。オス・メスで好む食物が異なるなどの説があるがよく分かっていない」と記しています。 (ホシハジロにとっては手賀沼は単なる休み場) 山階(1988)は、手賀沼水域鳥類相や生態学的実態などに関して調査をした結果を整理し報告しています。ホシハジロについて「主として沈水植物の越冬芽や実と若干の水棲昆虫を採食する」「昭和52年の200羽台を最後に昭和56年以後毎冬数話が生息するにすぎない」と記しています。 手賀沼の水生植物群落が崩壊したことは、複数の研究者が指摘しており、個体数の少なさの要因としてあけげられます。ホシハジロ雄が手賀沼に飛来しているのは、よい餌場というより単なる休み場として利用しているにすぎないと考えられます。 (ホシハジロが何を食べ、何をしていたのかに注目) 来月、宮城県、岩手県に出かけますが、その際にホシハジロの雌雄の割合がどうなっているか、餌をよいとっていた場合には何を食べていたか等に注目したいと思います。 (引用) 神山和夫.2014.ホシハジロは北ほどオスが多い.~カモ類の性比国際調査中間報告~. Bird Research News.2014年2月号.p1. 神山和夫.2017.雌雄の性比が地域によって異なる.ホシハジロ Bird Research News Vol.14 No.2.p1-2. (写真) 1枚目:2020年11月15日手賀沼、2枚目:2021年1月10日印旛沼、 3枚目:2021年11月23日水元公園、4枚目:2023年水元公園で撮影 ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.10.21 12:04:07
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