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2025.12.26
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カモメ科セグロカモメは1990年9月以来、秋から翌年春まで姿が観察されています。
鳥友から同じ科ウミネコは限られた観察記録だけなのはなぜかと質問をもらいました。
(手賀沼でのウミネコの観察記録)
手賀沼と周辺でのウミネコの観察記録は、1990年9月15日、1993年12月25日、1996年3月31日、1998年8月9日、1998年9月19日、1998年11月8日、2004年4月11日、2006年8月13日、2008年2月17日、2009年10月8日(柏市内陸部を飛翔)、2013年4月8日、2017年7月24日(柏市内陸部を飛翔)、2023年6月15日と限られたものがあるのみで、個体数は単独から3羽までのものです。
(手賀沼でのセグロカモメの観察記録)
手賀沼でのセグロカモメの観察記録は、1990年9月15日(5羽)以来、2025年までの間、継続して観察されています。最も個体数が多かったのは1997年1月6日の158羽、続いて1999年3月14日37羽、同月28日34羽、1999年4月11日16羽など複数の個体が観察された記録がありますが、ほとんどは単独での観察記録です。
(ウミネコとセグロカモメの食性)
富田(2009)が報告しているようにウミネコは、イカナゴやカタクチイワシなどの小型魚、イカ類,オキアミなどの甲殻類、魚卵、陸上では投棄された魚、水産加工品、ゴミ、水田や河川では水生昆虫を採食します。
これに対して、セグロカモメは平田(2014)が「貝や甲殻類のような無脊椎動物から魚類、鳥類まで動物質のものを幅広く食べ、植物質では穀粒の採餌例がある。陸上や水面で採餌するほか、空中で昆虫を捕食」と記しています。
セグロカモメは、手賀沼水面で魚を捕食している姿が観察されています。
これ対してウミネコは水面で休んでいたのみでした。
セグロカモメの方が幅広く餌を捕食できることでさまざまな環境に対応できるのではないかと思われます。
(都内で繁殖しているウミネコ)
1997年に都内台東区でウミネコの雛が巣立ち(*)、その後繁殖地が増加しています。
手賀沼とその周辺でのウミネコの観察記録13例のうち、10例は1997年移以降に記録されており、都内海岸部から飛来した可能性も考えられることから動向を注視しています。
(写真)
2023年2月3日、2023年9月13日撮影
(引用)
富田直樹.2008.Bird Research News Vol.6 No.7.ウミネコ.p4-5.
平田和彦.2014.Bird Research News Vol.11 No.4.セグロカモメ.p4-5.
奴賀俊光・小島一幸・永友 繁・前川真紀子.2017.
東京都内湾運河部の人工構造物上で初めて確認されたウミネコの繁殖記録.
Bird Research Vol. 13, pp. S1-S4.









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最終更新日  2025.12.26 16:50:57
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