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テーマ:野鳥好きっ♪(17734)
昨年12月19日以来、オフィス近くの谷津田にハイタカが滞在し、昨日も姿を観察しました。同じ谷津田で冬期にツミも観察(2022年12月から2023年2月の間滞在)したことがあります。鳥友からハイタカとツミの生息環境や食性などについて質問をもらいました。 (ハイタカが滞在している環境) 今季ハイタカが滞在している谷津田は、下藪や下枝はなく明るい環境です。 谷津田に隣接した台地の木に止まり、地上低くを飛翔し獲物を捕食しています。 ツミの獲物を捕獲するときには、枝に止まり狙いを定めてから襲撃するパターンが多いのですが、ハイタカの方が飛翔する獲物を追尾しながら捕獲する点で違いがあります。 この点は、平野(2005)がツミに関して「林縁の樹木に止まり、近くを通過する獲物を猛然とダッシュして捕らえる」と同様の報告を見かけます。 ハイタカについては、平井(2013)が「小型猛禽類のハイタカは、閉鎖した林内でも餌動物を追跡できる。木の枝にとまり、獲物を見つけると飛び立って捕らえる。(中略)空中で追跡するハンティング行動が多く観察されており、飛翔中や飛び立った小鳥を空中で捕獲 する」と同様の報告しています。 (餌が競合するハイタカとツミ) 1月3日にはキジバトを背後から襲撃し捕食する姿を目撃しました。 宮崎(1987)が「ハイタカはツグミ類、キツツキ類からシジュウカラ、スズメまで幅広い獲物を対象とし(中略)ツミは、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、シジュウカラ、エナガなど平地から森林まで生息する小鳥類だけを狙っている」「ツミに対して多少大型の小鳥を捕獲」と報告しています。 (千葉県東葛地区での冬期のハイタカの観察記録) 観察記録を見返してみると、2003年1月26日手賀沼沿岸、2007年3月4日手賀沼沿岸、2010年1月3日手賀沼沿岸、2010年1月10日松戸市、2012年3月14日松戸市、2012年12月23日柏市の谷津田、2013年2月24日柏市の谷津田、2014年1月27日手賀沼沿岸、2014年12月15日手賀沼沿岸、2015年1月12日柏市の谷津田、2019年2月10日柏市、2020年11月2日松戸市、2021年12月16日、20日、2022年1月18日柏市の谷津田、2022年1月19日松戸市、2022年2月4日柏市の谷津田、2025年12月15日市川市、2025年12月15日から2026年2月7日柏市の谷津田と複数の冬期での観察記録があります。 (引用) 宮崎学.1987.鷲鷹ひとり旅.p36.平凡社. 平野敏明.2005.ツミ Bird Research News Vol.2 No.2.p2-3. 平井克亥.2013.ハイタカ.Bird Research News Vol.10 No.6.p4-5. (写真) ハイタカ:2025年12月28日、2026年1月28日柏市 ツミ:2023年11月1日柏市 (ハイタカとツミの識別) ハイタカ成鳥雌、幼鳥雌には眉斑がありますが、ツミ成鳥雌には眉斑がある個体でもごくわずかかないものがいます。ハイタカは腹部に横斑がありますが、ツミの胸は縦斑です。 また、ツミにはアイリングがありますが、ハイタカにはありません。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.02.08 12:40:35
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