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2026.03.04
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オフィス近くの谷津田を訪ねました。先月半ばに開花した河津桜は満開となっていて市民の皆さんの目を楽しませています。
モズの雄成鳥が雌成鳥のなわばりに飛来し、雄が雌を盛んに追尾する姿、採餌するヒヨドリ、シロハラの雌雄、シメが低木の枝に止まり地面で採餌するのを目撃しました。
(モズの嫁入りとは真逆の光景)
西田(2019)は、大阪府河内長野市・富田林市でモズの調査結果を整理し報告しています。
報告では「交尾前の時期は、モズのメスはオスのなわばりを頻繁に出入りするなどペア関係があやふやな時期」「交尾後の時期になると、メスはオスの元から逃げ出すことはなくなり、ペア関係は強固になります」と記されています。
しかし、私が観察している谷津田では、毎冬モズ雌がずっとなわばりを守っています。
そこに雄が姿を見せてペアとなっています。春になると、モズのメスはオスのなわばりに「嫁入り」するとされていますが、婿入りになっているのです。
(冬のモズ雌雄の分布が変化?)
植田(2011)が、1977年から1978年にモズの雌雄比を調査した結果を報告しています。
報告によると、北海道、宮城県などの寒さが厳しい場所では雄が優先しており、関東と中京、西日本では雌雄が変わらない地域と述べ、「メスは冬を過ごしやすい温暖な地域に移動するのに対し、オスは次の繁殖期に早くなわばりを構えることができるように,繁殖地あるいは繁殖地に近い場所に無理して残っているためこのようなことが生じるのだと考えられます」と結んでいます。
(ヒヨドリの二刀流)
池の縁に河津桜が咲いており、花蜜を吸うヒヨドリ、メジロの姿を観察しました。
ヒヨドリが程なくして姿がなくなったと思ったら今度は畑地に植えてある大根の葉を盛んについばんていました。大根の葉は甘みがあり好物らしく見えました。
秋から2月頃までは木の実を食べている姿をよく見かけますが、河津桜が開花する時期前後から小松菜、大根の葉をついばむのを見かける頻度が多い印象があります。
(シロハラ雄冬羽と雌冬羽揃い踏み)
梅を主体として植林されているエリアで頭が黒っぽく見えるシロハラと頭が褐色味があり喉が白い雌を見つけました。雄は飛翔した時に外側尾羽の先に白いのを観察しました。
(引用)
植田睦之.2011.モズ、ジョウビタキ、ルリビタキ雄雌むに注目.
バードリサーチニュース.2011年9月号.p1.
西田有佑.2019.泥棒からはやにえを守れ!
―モズの雄ははやにえを雌に盗まれないように、はやにえを物かげに隠す?.
バードリサーチ調査研究支援プロジェクト.支援先 調査研究プラン 成果報告.p31-36.
(写真)2026年3月4日撮影





















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最終更新日  2026.03.04 15:22:27
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