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2026.03.12
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キツツキ科の鳥類は、スズメ位の大きさからカラス大の大きさの鳥類で、千葉県ではアカゲラ、コゲラを観察しています。鳥友からアオゲラは分布を広げているが、見かけたことはないかと問い合わせをもらうことがあります。
(アオゲラの分布拡大と空白地帯の千葉県)
植田(2023)が報告しているように、アオゲラが記録されたメッシュ数は1970年代の463メッシュから,1990年代は528メッシュ,2010年代は674メッシュへと増加しています。
ただし、「本州以南に広く分布し、分布も拡がっているアオゲラですが,現時点でも分布の空白域になっている地域があります。それが関東地方の平野部から房総半島にかけてです」と述べています。
(アオゲラ空白地帯の要因)
植田(2023)は、「関東の平野部は,農地や住宅地が中心で、そこに樹林が点在しています。こうした環境は樹林性のアオゲラにとっては生息地として適していなかった」と指摘しています。しかし、「平地部の公園に植栽された樹木や,雑木林が利用されなくなったことで、大径木の樹林となり、平野部の林も樹林性の鳥にとって十分な生息地となってきていて、樹林性の鳥が増えてきています」と報告しています。
(千葉県北西部部におけるアオゲラの観察記録)
千葉県北西部の柏市では、2014年以前は観察記録は見当たらないものの、2014年12月から2015年3月にかけてアオゲラが鳴きながら移動する姿を観察しています。その後、観察記録が中断し再び2024年4月6日に柏市内で木のてっぺんに止まっていた姿と鳴き声が観察されました。2014年の観察地は市街地に存在する谷津田、2024年の観察地は市郊外の谷津田の一角の林で観察されています。
(ナラ菌によるナラ枯れとアオゲラ)
植田(2023)は、「関東地方にカシノナガキクイムシが媒介するナラ菌によるナラ枯れが2010年代後半から拡大しています。佐渡ではナラ枯れが増えた時期に,それまでいなかったアカゲラが定着・増加し,現在は普通種となっています」と報告しています。
仮にアオゲラがカシノナガキクイムシを採食しているとすれば、食物がふえたことで拡大しているとも考えることができます。千葉県柏市でもナラ枯れの被害は複数箇所で認められており、動向が注目されます。
(写真)
1枚目:2016年2月16日栃木県真岡市で観察・撮影
2枚目:2024年4月6日柏市手賀沼沿岸で観察・撮影








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最終更新日  2026.03.12 11:29:51
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