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テーマ:野鳥好きっ♪(18265)
昨日、柏の葉キャンパス駅近郊の調整池で越夏しているヒドリガモが藻に覆われている水中から嘴をびしゃびしゃとさせて微小生物を漉し取って食べている光景を目撃しました。 鳥友からカモは嘴の縁にギザギザの構造になっていると聞いたことがあり、板歯(ばんし)と呼ばれているはずだが、哺乳類と同じ歯なのかと質問をもらいました。 (水面採餌のカモの口器) 松原(1996)が「水中の微小生物を漉し取って食べるという採餌様式を持つ生物は、それに適した形態の口器を発達させている」と報告しています。 後述するハシビロガモについて「ほかのカモ類と比較して最大で先端が裾広がりになっている」と報告しています。 (歯の字が入っているが歯ではない) 広くカモに見られる嘴の板歯は、人間の爪と同様のタンパク質が変化したもので、食物を漉し取って水だけを外に排出しています。 獣医師の鳥友によると、哺乳類の歯は、象牙質を主体として表面の歯冠部はエナメル質、歯根部はセメント質で覆われ、象牙質の内部には歯髄を入れる歯髄腔を持っているものです。 (板歯が見えるカモ、なかなか見えないカモ) 板歯が観察しやすいカモは、ハシビロガモです。平たくて幅広の嘴を横方向から見ていると、白いギザギザの板歯を見ることができます。これは、松原(1996)が報告しているハシビロガモの嘴の形状によるものではないかと思われます。 同じ水面採餌型のカモであるヨシガモ、ヒドリガモ、コガモは同じ構造の口器を持っていますが、なかなか見る機会がありません。水面で餌を漉し取っていたら、今後も注目したいと思います。 写真1枚目、2枚目のハシビロガモでは板歯がわかりますが、写真3枚目のハシビロガモは漉し取った水草が見えていますが板歯を見られず、写真4枚目のヨシガモ、6枚目のコガモも板歯は見られずでした。昨日、観察した写真5枚目、6枚目のヒドリガモは、漉し取った水草と思われるものは目に入りましたが板歯は確認できずでした。 (ハシビロガモの水面での回転) ハシビロガモが群れで水面をぐるぐると回転している姿を見かけます。集団で回転することで渦を発生させ沈んでいる餌、水面の餌を集めて効率よく板歯で漉し取っています。 (引用) 松原健司.1996.ハシビロガモの嘴の形態と生息地選択性および食性との関係. 我孫子市鳥の博物館調査研究報告.第5巻.p1-83. (写真) 1枚目:ハシビロガモ、2025年1月1日柏市内、2枚目:ハシビロガモ、2019年12月28日成田市、 3枚目:ハシビロガモ、2026年2月26日印西市、4枚目:ヨシガモ、2025年10月30日印旛沼、 5枚目、6枚目:ヒドリガモ、2026年9月3日柏市、7枚目:コガモ、2020年1月1日印旛沼で撮影
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最終更新日
2026.09.04 17:47:06
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