コオバシギとオバシギの識別
今週に入って三番瀬にオバシギの姿を観察したと鳥友から情報をもらいました。例年ですと、8月に入ってから飛来することが多いのでが、少し早い時期の渡来です。そろそろ、干潟でコオバシギとオバシギの姿を見かける時期となります。コオバシギの羽色のいろいろを復習し、オバシギの羽色との復習をしてみました。皆さんの参考となれば幸いです。一枚目は2019年8月に出会ったコオバシギ夏羽です。夏羽は頭部から胸にかけて赤褐色ですが、8月は胸から腹のみ赤褐色です。二枚目は2015年9月に出会った幼羽です。白い羽縁が目立ち黒くて細かいサブターミナルバンドがありました。三枚目は2013年9月に出会った幼羽ですが、二枚目と比べると大雨覆が黒く変化しています。四枚目と五枚目はオバシギです。四枚目は2020年8月に観察した成鳥夏羽で肩羽に赤褐色の羽があり、胸の黒班がはっきりしています。足は黄色味がかった褐色に見えました。(図鑑によって足は淡い黒と記載されているものがありますが、三番瀬で出会った個体ではそうは見えません)五枚目は、2019年8月に観察した幼羽です。胸が黒褐色の模様が密で上面の羽は黒い軸斑が目立ちます。