牛久沼沿岸から取手市藤代、手賀沼沿岸のムナグロほかの探鳥記
水田に飛来しているムナグロを観察するために、牛久沼、旧藤代町、手賀沼沿岸を探索しました。全体的黄色味のあるムナグロ冬羽から成鳥夏羽までさまざまな羽衣を観察することができるからです。(ムナグロの羽衣のいろいろ)(1)成鳥冬羽から夏羽に換羽中の個体その1一枚目の写真は、手賀沼沿岸の水田の畔で休んでいた群れの中に冬羽を見つけて記録したものです。黄色味の強さか際立ち、換羽中は下面に黒い羽が認められます。(2)冬羽から夏羽に換羽中の個体その2二枚目、三枚目の写真は、牛久沼沿岸で記録した個体です。頭から体下面の汚白色の羽先が擦り切れて内側の黒い羽が出始める段階です。(3)冬羽から夏羽に換羽中の個体その3四枚目の写真は、牛久沼沿岸で記録した個体です。(2)の段階の個体が夏羽にさらに換羽している段階です。下面の黒い羽が目立つようになっています。(4)夏羽に近い個体五枚目、六枚目の写真は牛久沼沿岸で記録した個体で、夏羽に近い羽衣となっています。(5)夏羽七枚目の写真は、牛久沼沿岸で記録した個体です。顔、胸、腹が黒く、上面の斑は黄色となっています。(ムナグロ以外の鳥たち)牛久沼沿岸では、ムナグロのほか、コチドリ、タシギの姿を見つけました。あわせて、婚姻色となり脛から跗蹠がピンク色のダイサギ、日中の気温が15℃前後で風も吹き体感は冬並みのためか寒さの苦手なスズメが道路の上に腹ばいとなって体を温めていた姿を目撃しました。(写真)2025年5月12日撮影