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2004年10月19日
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近所に新しいスーパーができた。今後の昼飯とおやつの調達の為に偵察である。
何日か前にオープンして、セールをやったみたいだが、仕事場では新聞を購読していないので、チラシが入手できず、何を特売しているかわからない。表は駐車場の空きを待つ車で行列となっている。

オープニングなどの時は、価格も無茶苦茶だし、てんやわんやで店員の質を見ることもできない。だから偵察にいくのはセールが終わってからを常とする。食料品は毎日のものだから、普段からお得でないと駄目なのである。

昼すぎにお邪魔した。雨天の為か駐車場はガラガラではないが直ぐに駐車できた。ここから300メートルほど離れたところのスーパーの約2倍の駐車台数のスペースがあるから楽なんだろう。
車を置いて、店内に入る。飛び込んできた風景。一瞬、過去に見た風景がよみがえろうとしていた。ゆったりと広い通路、真っ直ぐにきっちりダンボール箱を利用して陳列された商品。おかしい。入って直ぐに野菜が並んでいるのは、この近辺のスーパーとは変わりないが、インパクトがない。なんでだろう?
ゆっくりではあるが、さらっと価格を見ながら進んでいく。真っ直ぐにきっちりと積まれた商品。広めの通路だからだろうか、全然落ち着かない。
30歳代の店員に教えている男性店員。野菜をきれいに並べてくれと指示している。それはいいのだが、入ってから何か動物的な感で、もやもやしている。

食肉が並んでいるところまで来て思い出した。このスカスカの優等生的陳列方法、ダイエー系の某店でみた、あの陳列に近いものだ。
一番奥にある食肉売場。そこから表をさっとみる。売場面積はこの近辺の他のスーパーと同じくらいだ。その広さで、奥の位置から表まで見える陳列の高さ。当然品揃えが少ないはずである。ということは……
商品の価格をじっくり見ていくことにした。豚肉、品質はわからないけど他の店よりグラムあたり10円高い。特売の缶入り飲料。確かに安いが、どこのブランドかわからない代物。そのよこにあるコーラ、怪しげなディスカウントストアで売っているものと同じだ。価格は特売だからか20円ほど安い。野菜の方に戻ろうかと思ったが、そのまま進んで乳製品の棚をみる。1リットルパック入り飲料69円、これは他より60円安いから2本手に取った。商品を持って歩くのは、うろうろして観察するときに不審に思われないようにするのにも一役買う。同業者の偵察と思われないのに最適なのである。まあ今回は同業者ではないが。

食パン特価で100円、菓子パン特価で78円、カップラーメン特価で108円、おにぎり特価で89円、牛乳特価で100円……
価格にも魅力がない。ここらのスーパーの通常もしくは数日置きに出てくる値段である。特価と書いていない商品のほとんどが10円ほど高い。
48円のパン品切れ。

「こりゃ高くて、品切れも出していて駄目だわ」そのように思いながら、安かった1リットルパックの飲料2本だけをレジに持っていった。
前の奥さんの品物のレジの打ち込みが終わって、財布からお金を出している間に、カウンターに置いた2本の飲料のバーコードを読ませた。スーパーで買い物する方はお気づきでしょうが、いまのレジは、できるだけ沢山さばくために、前の人がお金を支払う前に次の人の購入品をチェックできるようにしているのです。
「158円です」
レジのお姉さんに言われて1000円札を出す。レジの引き出しが開いて、硬貨を一つずつつまんでいる。ここで思った、教育ができていない。レジの引き出しの小銭が入っているところは、リズム良く硬貨が取り出せるように手前の所をすり鉢状にしているのです。この傾斜を使わずに小銭を取り出すとは、時間短縮の概念がなく、教育の方針も決まっていないのである。
おつりを貰って袋に詰めるためにカウンターへ行く。袋が無いことに気が付いた。
「おねえさん、袋がないけど」
「ふくろは1枚10円です」
「いらんわ」
環境問題、コスト削減のためにレジ袋は無しでも問題は無いであろう。でもレジ袋10円の表示はするべきである。けちな店だ、と思っていたときに気が付いた、レジのおつりが自動的に出で来る物でなかった。今のスーパーのコスト削減に必要なレジの機械をけちっている。

ここは、商品はスカスカで工場の部品庫のような整頓されたまっすぐな陳列、価格が高く、責任者はお金の使い方がわかっていない。

その足でいつものスーパーへ。同じ時間帯にきているのに、お客さんの数がものすごく多い。価格も安く、たとえばパックの飲料でも死に筋の商品も置いてある。品数を多くする理由の一つでもある。人間の心理で、比較する商品がないと、売りたい品物は売れないのである。消費者が物を買うときは、理由付けして買うのである。

毎日楽しみにしている、毎日違うものが置いてある期限切れの山もあって、それを物色して買って帰る。69円のおにぎりもいつもの通りあった。

800円の買い物で、双方の店の価格を思い出しながら計算したら200円の差が出た。
既存の店に対抗する為に出店して、完全に負けている新規の店を見て寒気がした。スーパーの売り方の勉強ができていない。

商人として大切なものを見せていただいた。





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最終更新日  2004年10月19日 21時33分56秒
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