バリでの出来事~あらすじ1忘れられないドラマ「バリでの出来事」・・・すでに書き終わったストーリーですが、もう一度思い出しながらフリーページから 持ってきました。 ネタばれ100%ですので、ストーリーを知りたくない方はご遠慮 ください。 なお、この写真の掲載にはSちゃんのご協力をいただいています。 バリでの出来事1 世界的にも有名なP財閥の御曹司として、何不自由なく育ったチョン・ジェ ミンは容姿にも恵まれ、誰からももてはやされる生活を送っていた。 女優やモデルとも浮き名を流し、恋愛ごっこに明け暮れ、仕事に身が入らな い毎日をおもしろおかしく、なんの疑いも持たずに過ごしているのだった。 そんな彼に突然結婚話が飛び込んできた。同じく財閥の一人娘チェ・ヨンジ ュとの結婚話で、当然政略結婚である。 ジェミンはちょうど女優のL嬢との交際を、スポーツ紙にすっぱ抜かれた直後の事だった。 「おまえはいつから芸能人になったんだ。経済新聞ならいざ知らず、スポー ツ紙に載るとは何事だ。」と、父親から大目玉をくらった。 絶対服従の親子関係において、父親の力は絶対的なものであった。 ある日、女と一夜をともにしベッドで寝ていると携帯に電話がかかって来た。 寝ぼけた状態で電話をとると母親からで、今日結婚相手と会う約束をしてい たのをすっかり忘れていたのだった。 あわてて着替え、ジェミンは待ち合わせ場所の宝石店に向かった。 「やア、母さん」 母親を見つけ歩み寄ると昨晩の酒の匂いがプンと漂い、シャツのボタンも互 い違いにかかっている情けない姿に、「まあ仕事が忙しかったのね」と、母 親は慌ててとりつくろうのだった。 ヨンジュはそれを聞いて、フンと言うようにそっぽを向いた。 「それじゃ、後は二人で食事でもすると良いわ」 そう言いながら母親はジェミンを店の隅に連れていき、ボタンを直すようにいった。 あわててボタンをかけ直し、悪びれた様子もなくカッコをつけながら、ヨンジュのもとに行き 「何か気に入ったものがあった?」 と話しかけるが、ヨンジュはそんな彼を小馬鹿にしたように無視をするのだった。 ジャンル別一覧
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