「もう野党とよばないで」 民主党が宣言
民主党は22日、もう自分を「野党」と呼ばない、と宣言しました。同党の「政権戦略委員会」(委員長・岡田克也代表)がまとめた「宣言」によると、「野党」には「反体制」「反自民」の印象がつきまとうから、がその理由。今後は「政権準備政党」を名乗ることにするとしています。これが国民に何をもたらすか。23日の小泉首相との党首討論で、民主党・岡田代表は定率減税、日米安保、年金問題を取り上げましたが、どの問題も進め方をどうするのかという角度からの質問で、小泉政権の悪政にストップをかける姿勢はまったく見られませんでした。「対決」しない「二大政党」のもと、国民は痛みを強いられるだけで、出口の見えない国会論戦になっています。