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2006.04.23
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カテゴリ:理科好き情報
日本では大昔から津波の被害が出ている。これはかなり文献などで記録が残っている。
津波という言葉は世界共通語で、英語でもTsunamiという単語があるくらいだ。
過去に起こった地震の規模を日本の文献から探るといった研究者もいるが、西暦1700年にアメリカ北西部の海岸付近で発生した大地震の規模を江戸時代の文献により推測されている。

それによるとマグニチュード8.7~9.2と推測したと独立行政法人産業技術総合研究所とカナダ、アメリカの地質研究所との共同研究の結果で判明した。
地震の起こるメカニズムの一つとして大陸プレートの境界付近で起こることが多いが、今回はアメリカ北西部のファンデフカプレートが北米プレートの下に沈みこんでいる地域で、プレート境界型の地震が多発しているところである。
日本列島もプレートが沈み込んでいる地域なので同様の地震発生は多い。

今回の研究では、当時の日本各地に残る地震の高さ、北米西海岸の地殻変動モデル、太平洋を伝わる津波の様子などを調べ、18通りの組合せで比較した結果、1700年の北米西海岸地震はマグニチュード8.7~9.2、断層の長さは1100km、平均すべり量は14mと推定された。
この地震の大きさは1960年に日本でも大きな津波被害を出したチリ沖地震のマグニチュード9.5に匹敵するものであった。

地震は大変に恐ろしい自然災害だが、それに伴う津波の被害はこの前に起こったインドネシア地震で報道されたように大変恐ろしい。
津波はチリのような地球の裏側で起こったものが日本にまで達するとは驚きだが、自然のエネルギーの大きさは人間で制御出来るような代物ではないと改めて思い知った。





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Last updated  2006.04.23 17:47:14
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