|
テーマ:ゲーム日記(30969)
カテゴリ:社会人のゲーム事情
間もなく最新作の『FF12』が発売されようかという時期に、何故に『FF4』なのか という疑問は一旦置いておいて、若干間があいたものの何とか無事クリアしました。 ご参考までにクリアレベルは67、プレイ時間は延べ32時間といったところ。 最終ボスの手前までは随分前に到達していたものの、最終ダンジョン内で最強装備一式 を守る中ボスとの戦闘にてあっさり瞬殺されたりするものですから、ついついレベル 上げに専念してしまい、思いのほか時間がかかりました。 何かこっちの攻撃までにやたらポコポコダメージ食らうな、なんて思っていたら、 コンフィグでバトルスピードを遅くしたつもりが最速になっておりまして、それに暫く 気付かなかったというトンチキぶり。 どうりで勝てないはずですよ、まったくw しかしまぁおかげでレベル的には余裕がありましたから、気付いてからは割とスイスイ 最後まで進みました。 いやぁ、もう何て言うかですね、RPGを最後までプレイする、しかもSFC時代のモノと なると本当に久方ぶりなわけでして、当時ではこの手のゲームはもういいよ、何て 思っていたもんですが、いざ終わらせてみるとやっぱりいいですね。 エンディングに追加されたムービーも、ゲーム中のハイライトを映像化しているあたり、 単なるオマケ要素ではありますが通しでプレイした人間にとっては十分に効果的であった と思います。 ゲーム中にいちいち挿入されたらテンポが悪くなりますし、過剰な演出も作った人間が 思うほどには受け手側に届いていなかったりするもんですから、このぐらいが程々なん じゃないかと思います。 CDの読み込み時間が長いとか、セーブに時間がかかるとか、新機能のクイックセーブ が何の意味もなかったりとか、明らかにROM版に比べてシステム面で退化していると いう欠点もありますが、結論としては非常に楽しめました。 ・・・と言うかRPG本来の楽しさを再発見した、と言ったほうが適切でしょうか。 予定調和と言いますか、わかっていても結末としてきっちり収束して終わるということ は、ある意味エンタテイメントの基本ではないかと思ったりもするわけです。 ・・・と言うかですね、本来この程度のことは対象年齢が低かろうが何だろうが、供給側は 最低限押さえておかなければならない部分であると思います。 現在の傾向としてRPGというジャンルにおける対象年齢が上がっているのは事実であります。 技術的な表現能力の向上がそのままストーリーの複雑さと比例するのかと言えば決して そんな必要はないと思いますが、例えば小学生が今のFFを字義どおり理解できるのかと いうと、甚だ疑問に思ったりします。 極論ですが、いつのまにか”大人でも楽しめる”エンタテイメントから、 ”大人でも楽しめない”ものになってしまったと考えるのは行き過ぎでしょうか? 昨今のRPGにおいて、細かい設定に拘ったものは数あれど、真の意味での大人の観賞に 堪えうるストーリーや世界観の構築ができているのかと言えば、大いに首を傾げざるを えません。 少なくとも何に影響されているのかが一発でバレるような底の浅いリスペクトでは、 ゲームしか知らない小僧ならともかく、ある程度色んなエンタテイメントをかじっている 大人からして見れば笑止千万なわけですよ。 「光と闇の二元論」「実は兄弟」「三角関係」「自己犠牲」「皆で世界を救う」 上記を一例に、『FF4』には様々なファクターがあります。 が、こんなものはいくら寄せ集めたところで断じてファンタジーでも、ましてや ストーリーですらありません。 しかしそんなことは基本的にどうでもいいことであります。 何故ならこれはゲームであり、プレイする人間は小学生でも大学生でも皆一様に理解する ことが可能で、そこそこの時間と思考を要求され、誰でも理解できる大団円によって まとめられる・・・。 RPGなんて大なり小なり行き着くところは同じなんですから、ストーリーを変にややこしく したりせずに個々のシナリオに力を注いでですね、冗長すぎないように展開にメリハリ をつけてシナリオ間の矛盾をなくせば誰でも楽しめる作品というものが作れるのでは ないでしょうか。 いささか観念的な意見でまとまりなくて申し訳ありませんが、RPGというジャンルが、 かつてアクションやシューティングについていけない人間に対してゲームの間口を広げる ことに貢献してきた歴史を鑑みれば、ゲーム不況の今だからこそ原点回帰すべきだと 思います。 最新作の『12』についてですが、現在のところ珍しくあまりTVCM展開をしていない ように見受けられます。 『ダーシュ~』では毎日のように見かけたものですが、どうしたのでしょうかね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社会人のゲーム事情] カテゴリの最新記事
|