2012/04/14(土)12:00
今季のドラマ初回感想(その2)
「山おんな壁おんな」(フジ系木曜日PM10:00~)
→マンガ原作の典型的なバカドラマ。若い女優が次々台頭してきて、存在感を示せるか
正念場の深田恭子と、同じく、視聴率女王なんてもてはやされた時期もあったけど、
本人の実力じゃなく、単にたまたま当たったドラマに出演していただけの伊東美咲嬢の
W主演。
傍目で観ていても崖っぷち感がムンムン漂っていて、ある意味面白いのですが、肝心の
中身は・・・です。
一番不可解なのは、西島秀俊、谷原章介、及川光博ら、微妙にキャラが被っていること。
何でこんな適当なキャスティングになってしまったのかは知らないのですけど、主演の
力だけでは苦戦は必至。せめてそれ以外の部分をしっかり作り込まないとキツいのでは
ないでしょうか?
それにしても、こんなセクハラデパートには絶対に買い物に行きたくないですねw
「山田太郎ものがたり」(TBS系金曜日PM10:00~)
→世界の(笑)二宮主演のジャニタレ枠ドラマ。こちらもマンガ原作。
抱き合わせの桜井はまぁどうでもいいのですけど、二宮和也は確かに俳優としてかなり
高い水準にあることは間違いないと思う。
学園を舞台にしたドラマって、最近の流行なのか、前季も今季も複数あるのですが、
元々シチュエーションとして苦手なんですよ。
ただ作品としては、コメディとしてしっかり成立していると思いますし、そこそこの
人気は維持できるだろうと予測します。
「ファースト・キス」(フジ系月曜日PM9:00~)
→遂に月9主演まで果たし、ノリにノッている観のある井上真央主演。
共演の伊藤英明は、前季の「孤独の賭け」がもうコメディにすらならないような、薄ら
寒い内容であっただけに、こういう身の丈に合ったキャスティングを見ると、心底配役
の難しさというものを感じますね。
井上真央は正直あまり好きなタイプではないのですけど、やはり勢いというか、そこら
の雰囲気が上記の深田恭子や伊東美咲嬢なんかとはもう全然違いますね。
そんなもんが存在するのかどうか知りませんけど、オーラ?って言うの?すごく魅力的
に見えるから不思議です。
竹中直人はもういいやって感じなんですがw、阿部サダヲ、劇団ひとりのような個性派
の存在もいい味を出していますし、上述のように伊藤英明もこういうバカっぽい役の
方が自然体でいい感じです。
平岡祐太は実に3期連続で月9出演を果たしています。
先頃、結婚・引退が噂されている岡本綾の男版、永遠の二番手の称号を得たのでは
ないでしょうかw
「ホタルノヒカリ」(フジ系水曜日PM10:00~)
→これもマンガ原作。
主演の綾瀬はるかって、何が特別どうってこともないのですけれど、コンスタントに
ドラマに映画にと主演を果たし、それぞれ型にはまらないようないい役を得ているよう
な気がするのですね。
これって運もあるのでしょうけど、やはり本人に地力がないと難しいと思います。
この手のドラマの舞台となる、テンプレートのようなイケてる職場ってのが失笑を誘い
ますが、初回はまぁ顔見せということでこんなもんかな、と。
国仲涼子は相変わらず垢抜けないし、浅見れいなもすっかり端役のポジションが板に
ついてきた感じだし、藤木直人はやっぱり下手だしで、共演陣の層がイマイチ薄いのが
不安要素といえば不安要素。意外性があるのは加藤和樹ぐらいでしょうか。
それにしても、ガサツなのと無礼なのはまったく意味が違うような気がしますw