2010/02/14(日)21:38
アクティブP-K帰還増幅回路(2)
下図は前回示した回路をSIMetrixでシミュレーションした周波数特性のグラフです。
緑線がグリッドに入力される電圧で0.1Vとなっています。
黄土色の線は、カソードに接続されるコンデンサC2をオペアンプではなく、GNDに接続した場合のプレート電圧です。
つまり通常のカソード接地増幅器というわけです。
低域は200Hzぐらいから落ち始めています。(出力トランスのインダクタンスは15Hに設定)
青線は、C2をオペアンプに接続した場合のプレート電圧です。GNDの時よりも13dB程度ゲインが上昇しています。また、f特は10Hz程度まで伸びています。
その時のオペアンプ出力が赤線で、400Hzあたりから下の周波数でゲインが上昇しています。
あくまでもプレートでの特性なので、実際には出力トランスを介すると少々特性は悪化します。
以前測定した結果はこちらです。