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さんちゃんの時々日記~

さんちゃんの時々日記~

誰もが知っている昔話

むか~し昔ある所におじいさんとおばあさんが住んでおりまた。 おじいさんは山へ芝刈りに・・ おばあさんは川へ洗濯に行きました。 するとそこへ、大きなモモがどんぶらこどんぶらこと流れてきました。 おばあさんはモモを拾うと急いで家に持って帰りました。 おばあさんはおじいさんが帰ってきたらモモを食べようと思い まだかまだかと待っていましたが、なかなか帰ってこないので包丁で切ってみました。 二つに割れたモモはそれはそれはとってもおいしそうでした。じゅる あまりにも美味しそうなので、おじいさんが帰ってくるのを待てなくなりこっそり食べてしまいました。と、そこへ 「ただいま!」おじいさんが帰ってきました。 「はいはい、おかえりなさいおじいさん」 おばあさんは何食わぬ顔でおじいさんに言いました。 「今日は、芝は沢山とれましたかね?」 「いやいや、それがどう言う訳かこれっぽちしか取れなんだよ」 「まあまあいいじゃありませんか、明日もありますからもうやすみましょうか?」 (えっ、おじいさんのご飯は?)・・・・・・・つづく -次の日--------------------------------------------------------------- 「あれまあ、おじいさんもう起きたんですか?」 「ばあさんや朝ごはんはまだかい?」 「いやですよおじいさん、さっき食べたじゃありませんか?」 「そうじゃったかなあ?」 「夕べも食べなかったような気がするんじゃが・・??」 「気のせいですよ!」 「グーッ」 「ほらほら早く芝を刈ってきて下さいな!」 (えーっ、朝ごはん抜き!) 「それじゃ行って来るか」 力の入らないお腹に「ヨイショ」と気合をいれて重い背負子を背に おじいさんは山へ芝刈りに出かけました。 おばあさんはと言いますと 「あ~おいしい」と、朝ごはんをたらふく食べています。 「さて、洗濯に行くとしようかね・・」 おばあさんが川で洗濯をしていると 川上のほうから大きなモモが     どんぶらこどんぶらこ と、流れて来ました。つづく ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今日もモモが流れてきたので、おばあさんは思わずよだれが・・じゅるる~ あれあれ、おばあさんの意地汚いこと・・(今日はおじいさんにもあげるのよね?) おばあさんは、急いでモモを拾い上げると家に帰りました。 今日こそは一緒に食べようと待っていました。 でも、おじいさんはなかなか帰ってきません。 待ちくたびれたおばあさんは、台所から包丁を持ってくると モモを2つに切りました。 するとモモは勢いよく割れて、 なかからおじいさんが「ばあ~」と出てきましたとさ・・・ちょんちょん・・終わり


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