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カテゴリ:独り言
「江夏の21球」と言えばノンフィクションライターの山際淳司さんの代表作品です。
これを読んで彼の作品をもっと読んでみたいと思ったのは20年ほど前でしたね。 当時、本屋さんで見つけた分厚い彼の作品集。 ![]() 4600円はチョッと勇気がいりました(笑) その作品集に収められているある作品を読んで、釘づけになった私。 タイトルは「スローカーブをもう一球」 主人公は1963年生まれの川端投手。(私と同い年) 猛練習とは無縁で野球に関してはまったく無名の高校がエース川端投手の 超スローカーブを武器に関東大会を勝ち上がる。 それは創部以来の快挙でした。 すぐに負けると思っていた監督(野球経験ほぼ無し)は急いで旅館の宿泊を 延長し学校は宿泊費の捻出に走る。 学校も、監督も、選手も、予想もしていなかった展開。 そしてとうとう決勝戦まで行ってしまいます。 川端は、プロ野球のスカウトも注目する対戦相手の3番打者月山に、めずらしく対抗心を燃やします。 川端は曲がりくねった道を歩いていきそうな自分を、感じることがある。 夢がそのままの形で実現するようなことはないだろう。 ヒーローになんて、なれるわけないんだと思う。 人生、劇画のように動きやしない。 川端は月山を見た。無性に抑えたくなった・・・ そこから山際淳司独特の表現で月山との4打席が描かれていくという作品です。 なぜ私が釘づけになったのか・・・? 釘づけというより、むしろ嫉妬かもしれません。 こんな思いで野球をして、甲子園まで行ったヤツがおったのか!? そこには苦しさがみじんも見えず、楽しさだけが見えた気がしたのです。 そして、これを読む度に、あーしとけばよかった!こーしとけばよかった! なんて思ってしまう私がいます(笑) キャッチャーの宮下がサインを送った。 川端はその指先を見た。 その指の形はこういっている──《スローカーブを、もう一球》 そして、川端投手が投球モーションに入ったところで、この作品は終わります。 この話はもちろん実話で群馬県の高崎高校が舞台です。 そして本日、春の甲子園第3試合 あれから30年ぶりに高崎が出場します。 甲子園にはまったくもって無縁な私でしたが ほんの一瞬だけ甲子園を意識したことがありました。 高校2年の秋季大会、対智弁学園戦 9回裏2アウトまで1-0で我がチームがリードしていたのです。 「えっ このまま智弁に勝ったら俺らスゴイんちゃうん」 「勢いで行けるんちゃうん」 ファーストベースでつぶやいた瞬間、勝利はスルスルと逃げていきました(笑) スローカーブを、もう一球・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.24 10:49:11
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