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2012.03.24
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カテゴリ:独り言
「江夏の21球」と言えばノンフィクションライターの山際淳司さんの代表作品です。
これを読んで彼の作品をもっと読んでみたいと思ったのは20年ほど前でしたね。

当時、本屋さんで見つけた分厚い彼の作品集。
DSC_0734.JPG
4600円はチョッと勇気がいりました(笑)


その作品集に収められているある作品を読んで、釘づけになった私。

タイトルは「スローカーブをもう一球」
主人公は1963年生まれの川端投手。(私と同い年)
猛練習とは無縁で野球に関してはまったく無名の高校がエース川端投手の
超スローカーブを武器に関東大会を勝ち上がる。
それは創部以来の快挙でした。
すぐに負けると思っていた監督(野球経験ほぼ無し)は急いで旅館の宿泊を
延長し学校は宿泊費の捻出に走る。
学校も、監督も、選手も、予想もしていなかった展開。
そしてとうとう決勝戦まで行ってしまいます。
川端は、プロ野球のスカウトも注目する対戦相手の3番打者月山に、めずらしく対抗心を燃やします。
川端は曲がりくねった道を歩いていきそうな自分を、感じることがある。
夢がそのままの形で実現するようなことはないだろう。
ヒーローになんて、なれるわけないんだと思う。
人生、劇画のように動きやしない。
川端は月山を見た。無性に抑えたくなった・・・

そこから山際淳司独特の表現で月山との4打席が描かれていくという作品です。


なぜ私が釘づけになったのか・・・?
釘づけというより、むしろ嫉妬かもしれません。
こんな思いで野球をして、甲子園まで行ったヤツがおったのか!?
そこには苦しさがみじんも見えず、楽しさだけが見えた気がしたのです。
そして、これを読む度に、あーしとけばよかった!こーしとけばよかった!
なんて思ってしまう私がいます(笑)


キャッチャーの宮下がサインを送った。
川端はその指先を見た。
その指の形はこういっている──《スローカーブを、もう一球》
そして、川端投手が投球モーションに入ったところで、この作品は終わります。


この話はもちろん実話で群馬県の高崎高校が舞台です。

そして本日、春の甲子園第3試合
あれから30年ぶりに高崎が出場します。



甲子園にはまったくもって無縁な私でしたが
ほんの一瞬だけ甲子園を意識したことがありました。
高校2年の秋季大会、対智弁学園戦
9回裏2アウトまで1-0で我がチームがリードしていたのです。
「えっ このまま智弁に勝ったら俺らスゴイんちゃうん」
「勢いで行けるんちゃうん」
ファーストベースでつぶやいた瞬間、勝利はスルスルと逃げていきました(笑)


スローカーブを、もう一球・・・





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Last updated  2012.03.24 10:49:11
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