ベッドルームで群論を - ブライアン。ヘイズ
数学のエッセイです。 群論って何? ・・・ちょっと数学の知識がないとわからないかも いくつかのテーマを扱っているのですが、そのなかで、 お金持ちと貧乏について、確率論的に分析しています。 ひとは、まるでお金持ちが絶対的なものであって、何らかの化学的処方に従えば、誰でもお金持ちになれるようなことを言ったり書いたりする。 ところが、お金持ちであるということは、不平等であるときにのみ、あることなのです。 たとえば、自分が中国の貨幣をたくさんを持っていても、隣の人がほしがらなければ、役に立たないのです。 すなわち、自分がお金持ちになるには、お隣さんを貧しくしておかなければならないのです。 これが、数学的モデルから出た結論・・ もうひとつ、おもしろい推論が・・ 青空市場のような自由な取引ができるととしたときに、一定の利益を見越してすべての人の取引が成立すると仮定して確率論的に計算すると、富は一人に集中してしまいます。 でも、ここに、結婚離婚モデルを入れると、富の平均化が図れます。不思議ですね。