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テーマ:坂本龍馬と海援隊(339)
カテゴリ:龍馬暗殺の謎
倒幕派、特に薩摩藩が公議政体論を説く坂本龍馬の存在が邪魔になり、暗殺を指令したのではないかという仮定の下での実行犯捜しでは、
・土薩連合説 ・中村半次郎説 この2つを過去にとりあげて反論してきました。直接薩摩藩士(中村半次郎・その他)が手を下すことは発見や失敗のリスクが大きいですし、土佐藩との連合での暗殺は、その持ちかけ方と情報のもれの点でやはり危険であると考えられます。 では、薩摩が手駒として、しかも発見されたときに捨て石にできる存在がなかったか・・・、そんな考えの基に出てきたのが「御陵衛士暗殺説」だと思います。 彼らは薩摩藩の庇護下にあり、命令されればその保身のために、たとえ龍馬であっても暗殺したであろうし、もし捕まっても元新選組である彼らには信用もなく、薩摩藩は「彼らの真意をみぬけなかった。だまされた。」として言い逃れができる・・・というのがこの説の基盤にあります。 さて、伊東甲子太郎と「御陵衛士」が暗殺者として適任であったかどうか、まずは盟主伊東甲子太郎の思想とはどんな物であったかを「大開国大攘夷」という言葉をキーワードに述べていきたいと思います。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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