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2004年02月02日
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米国民主党の代表選びもジョンケリーがフロントランナーとして勝戦ムードの中で、共和党のレーガン大統領に選ばれた最高裁判事スカリア氏にも火の粉が及んだ。
最高裁判事は9人おり、共和党の白人男性レンキストが最高裁判事のチーフを務めている。最近の最高裁はモラル問題で大きく揺れている。

1960年代にはキリスト教国家として認識され、ほとんどが白人で占められていたアメリカ(黒人は大変な少数派だった)も近年の移民の大流入、民族の大移動によって、多様な国家としてとらえられるようになり、今は約3億人のアメリカ人のうち、1億人がヒスパニック、黒人などの非白人系アメリカ人である。

残念ながら人種はるつぼとなって新たなアメリカ人を形成することなく、サラダのように分散して生活をし、人種が異なれば全く異なる空間が生まれる。この中でキリスト教を倫理のよりどころとしてきた古い考えのアメリカ人は強烈な寂しさを覚えだした。それはモラルの退廃だ。

中絶問題やゲイの権利の問題が取り上げられ、だいたいにおいて、なんでもありという風潮のなかで、逆風が吹き始めている。たとえば、中絶問題についてはroe対wade判決でかなり大胆に中絶が認められたが、planned parenthood判決でroe判決は事実上破棄された(マジョリティは維持するといっているが、中味は事実上破棄である。)ROE判決で辛辣な反論を乗せてマジョリティに反対したチーフのレンキストは傍論の形をとりながら、この判決を歓迎した。というより、喜びがその意見の中に現れている。最右翼というべきスカリアも物足りなさを出しながらも歓迎している。

モラルの退廃とそれの復活。それが今のアメリカ共和党対民主党の最大のイシューである。それにはモラルを裁定する最高裁の関与がある。

副大統領のチェイニーはエネルギータスクフォースのメンバーを開示しろという訴訟を受けている。この訴訟が最高裁で真理されることが決まった。

その3週間後、スカリアはチェイニーと一緒にハンティングツアーに行っている。どうやらこちらの上流階級はハンティングツアーが好きのようだ。

これが民主党の目にとまり、チェイニーは忌避(recuse)すべきとの議論が高まった。レンキストに民主党の上院議員リーバーマンは彼を忌避させるべきと主張した。レンキストは共和党である。そんなものを飲むわけがない。

民主党はクリントンのウォーターゲート事件でクリントンと関係のあるアーカンソーの判事が忌避したことを例に出し、本件も同様にスカリアは忌避すべきだと言った。

しかし今回はスカリアの判断は変わりそうにない。
ある法律倫理の教授も巻き込まれ、ハンティングは「いわゆるguythingだ」などと言っている。

スカリアのように判決の意見に旧約聖書を引用したり目立つ行動を取っているとねらわれるが、最高裁判事の地位は不動である。







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最終更新日  2004年02月02日 16時02分01秒


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