介護天国

介護天国（３月2日号）


Ｐｒｏｌｏｇｕｅ：

死して屍拾う者なし？
高齢・単身所帯が増え､生活保護で
しのいでいる。「要介護度５」でも
特養になかなか入れない。介護
保険は「画餅」か。誰か、帽子の
中から美味しいつきたてもちを出
してくれないか。


（今週のテーマ）
　　ゆめまぼろしか介護保険？
　　　　　

１　生活保護を受給している
所帯が100万(143万人）を
超えた｡10年間で1･68倍の
増加。その約半数はシニア
所帯だ。更にその9割近くが
一人暮しのシニアだ。彼ら
の生活をどう支えていくか。
受給者の自立や就労のため
の新たなプログラムが必要。
(朝日新聞、2/17/05)

(編集者ごくらくとんぼのコメント）
「就労による自立は何かと困難。」



２　一人暮らしのシニア､要
介護度５になっても特養に
入るのは至難。全国で33万人
が待機中。(東京では､25400
人が待機中。鳥取県では
1600人。）

のみならず、政府は､特養の
増設より在宅介護支援を重視
しているが、いまだ具体化して
いない。最後まで住み慣れた
我が家に居たい。独居者の
支援策、家族の介護負担の
軽減策が急務。(朝日新聞, 2/18/05)

「要介護度５の在宅介護は費用がかかる。」



３　少子高齢化は日本だけ
ではない。韓国･中国でも
同様だ。

日本の年金制度や介護
保険制度､シニアを地域で
支えるグループホームなどは
参考にしてもらえる。
　
逆に、日本が参考に出来る
事も多々ある。例えば、上海
の公園では、放課後の子供
たちに喜んで遊びや勉強を
教えるシニアで溢れている｡
(朝日新聞、1/30/05)

「世界人口､65歳以上の割合は、
2050年には１６％と国連が予測。」



４　一方、終戦の年に生ま
れたいわゆる団塊の世代が
まもなく定年を迎える｡彼らが
定年退職してしまうと、もはや
その知識･経験が生かされ
なくなることから業務に支障
が生ずるのではないかとも
言われている｡

例えば、東レでは､このような
熟練層を戦力として確保する
ため処遇改善をはかっている。
少子高齢化で若手確保が
難しくなっている。
(朝日新聞、1/31/05）

「ベテランの技能活用｡若手を
育てるより安上がり？」



５　また、60代になっても
仕事をしたいシニアが多い。
仕事を続けたいのは年金
などが不十分のため。年金に
満足しているのは１０％くらい。
オランダでは６８％が満足｡
（朝日新聞、１/25/05)

「旅行・スポーツなどリタイア後の
計画などは夢のまた夢？」




６　北海道も、団塊シニアに
移住を呼びかけている｡一人
が移住するとその経済的効果
は一億円とか。住宅事情が
悪い、生活費が高いとかで
「第2のふるさと探し」が広
がっている。

「住めば都？」


（お役立ち情報）



平成の「高瀬舟」(安楽死）

人工呼吸器一度つけたら絶対外せない？
難病（筋萎縮性症）の息子の人工呼吸器を
外した母親に嘱託殺人罪の判決
(横浜地裁、2/15/05)

病状悪化で目の動きによる意思疎通も
困難になった息子の懇願を受け入れたもの。



アクセスアップ大作戦

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面白ニュース

絶滅した動物のＤＮＡを複製して
蘇らすことも可能みたい。


ごあいどくありがとうございました。

（ごくらくとんぼの秘密日記）
「ふとみたら読者数が10名ほど増え
ていた。生殺与奪の権を握られて
いるとはいえ嬉しくて有頂天だ。」

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