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怪獣と暮らす日々(セカンドバージョン)

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2003.12.21
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月に一度、怪獣は面接に行く。

といってもアルバイトを捜しているわけではない。
(小2だし)

離婚裁判の和解案で決まった(わたしが渋々承知した)、
生物学上の父親に面接交渉する。

月1回6時間。長期休みは別途半日(12時間)。
彼はこれが苦痛であるが、
「裁判所のおじさんとの約束だから、いこうね。」
ということで納得させている。


  苦痛と言えばわたしにも苦痛なのは変わりない。

  何しろ裁判所が紹介した公の場から
  力づくでむすこを連れ去った前科がある相手だ。
  約束通りに返してくれるのかいつも疑っている。

  そして思い出したくもない相手に会うことも。


しかし怪獣はがんばっている。
向こうに行っても何を相手してくれるでなし、
公園で駆け回るか、
ブロック(実家の父が3才の誕生日に贈ったモノ!)か。

わたしが幼児教育用に買っておいた英語のビデオなどは
親戚に譲ってしまったらしく
むすこが見たがっても、もうない。

それでいて関心を引くために
ポケットゲームを買い与えたりするんだから
始末が悪い。

連れ去られたときの恐怖は今でもあるようだし
ハハがさんざんな目に遭ったのも知っているので
「お勤め」を終えると気疲れでぐったり。
夕方昼寝をしてしまうくらいなのだ。


日本の裁判ではよっぽど病的な症状でも見せない限り
子どもの意見や心情は酌んでもらえない。

5年生以上になれば少しはちがうのだと言うが・・・







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最終更新日  2004.09.26 00:57:30
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