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怪獣と暮らす日々(セカンドバージョン)

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2005.12.09
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法律上の親子だからってわが子に何をしても良いということにはなりません。こんなこと一般的には感情としてアタリマエだと思うのですが、司法上は違うのです。それに対して最高裁で人間らしい(?)判断が出ました。

日経新聞12/8
 長男連れ去りの父親の有罪確定へ・最高裁が初判断

今までは、別居していて全く別の生活や人生を築いているのに、暴力的にある日突然『誘拐』されても「親権者は誘拐にあたらないから犯罪ではない」とされてきたんです。

※誘拐、というのは被害者側の心理です。子どもを連れ去ることを《未成年者略取》というのですが、やられた方にとってはまさに『誘拐という犯罪』です。しかし連れて行く側には「自分の子どもなんだから当然だ。権利がある。」という認識があります。
で、司法はこれまで「親権者なんだからひどい目には遭わせないのが普通だよね~。だから犯罪とは言えないんじゃないかなあ。」って態度だったんです。「それにそういう家庭内のことは家裁でやってよね。こっちは忙しいんだから家庭内の揉め事までいちいち関わりたくないよ。」ってスタンスです。(いや忙しいのはわかるんですけども。)


だから!それって実態と合わない法律でしょう!
となんども地裁で叫びそうになりました。


私が息子を連れ去られたときは。

※しかも、家裁が推薦してくれた親子の関係修復のためのセンター(民間団体。家裁のOBが多数在籍して場の提供や感情面のサポートをしてくれている。)内で、計画的に連れ去られたのです。双方がこのセンター内では揉め事をいったん置いて子どもの幸せという点を考えるという文書に署名捺印しているにもかかわらず。相手方なんか弁護士も同席の上で決めたのに!
その上連れ去ったあとは1週間も家に戻らず親戚宅を転々としてワタシに見つけられないようにしていたのです。息子にとっては会ったこともない親戚です。あとから息子に聞いたら「ママ....」というと「うるさい!黙れ!」と怒鳴られたそうです。
これが犯罪でなくてなんだというのでしょう。


110番しましたが
駆けつけた警察官の方々は気の毒そうに
「犯罪だっていうことにできないんですよ。かわいそうだけど。」
「親権者があなただけなら、すぐに手配も何でもできるんだけど。」
なんどもなんども、そう言ってくれました。


もっとも.....
そんな市民感情を逆撫でするような事をしたために
(それ以前に家裁のメンツを潰した)
家裁はそうとう怒りました(表だってはそんなことはないんですが、そういう風に感じられた)。

幸い、よい弁護士さんに巡り会えて
3ヶ月で取り戻すことができましたが
息子の心の傷は長らく消えませんでした。










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最終更新日  2005.12.09 13:04:21
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