怪獣と暮らす日

うちはかなり田舎で、
夜外を見ると、洗濯竿にホタルが留まってたりもするくらいだ。

しかし昨今、変質者も時々出て
市の防災メールが送られてくることも度々ある。

お姉さんがおっさんに抱きつかれたとか
女子高生にアソコを見せて逃げたとか。

田んぼに囲まれているうちの町内でも
外側にあるうちの前は、結構車の通りも多いので
外で遊ぶ時にはちょっと気を使う。

さすがにべったり張り付いていることはしなくなったけど
プールを出して遊ぶ時には、ちょっと気になるもんだ。

うちの子、かわいいからね～
（→アホ）

へんなおっさんが見てないかとか
知らない人が話し掛けたりしてないかとか。

大体はとなりのおばあちゃんに「お菓子ちょうだい」とたかってたり、
前の会社の社長にピーマンもらってたりとか
そんなのばっかりだ。

プリキュアの水着を着て、
デコにカエル乗せて浮かんでる娘を見たら
あんまり声かけんかもな。

近所にはもっと凄いのがいて。

幅50センチ弱の用水で、パンツ1枚でバタ足の3年生男子。

その用水にしゃがんで「パンツぬれた～」と笑うその姉と友人、5年生女子たち。

建材屋のじいちゃんと一緒にダンプを洗う。
ダンプの屋根に立ちホースで水をかける姿は全裸の5年生・3年生・1年生の3兄弟。

あ～も～、見上げるとおかしいのか不憫なのかわからん。

いいところに引っ越してきたのか
やっちまったのか、住んで8年経つ今でも時々迷う。