2005/12/07(水)13:56
普通であること
かなくんは今日もとても上機嫌で起きてきました。
といっても、10時を過ぎても起きてこず起こしに行ってやっと
おきてきました。ねかせっばなしにしていた私もいけないですけどね。
今日納品の内職がまだ仕上がっていなかったので、かなくんが寝て
いるのをいいことに没頭しておりました。
起こす時に少しどきどきしましたが、ニコニコで起きたのでホッと
一安心。薬が効いているせいなのか、調子が戻ってきたからなのか
わからないけれど、ともかく機嫌がいいというのは嬉しいことです。
今日は午前中ことばの教室の親の会があったのですが、内職をした
かったのでズル休みしてしまいました。今週の土曜日に教室で
クリスマス会があるのでその準備があったと思うのですが。
去年のクリスマス会は先生たちが作ってくださった暖炉の中から
サンタクロースに扮した課長さんが出てきたので、かいくんは大興奮して
いました。「本当にサンタさんが出てきた!!」と大はしゃぎ。
その興奮ぶりがとても面白かったです。
かなくんはというと、会が始まってすぐ発作を起こしそのまま爆睡して
しまって、帰る時にようやく目を覚ましたので、今年はかなくんも
楽しめる会だったらいいなと思います。クリスマスやサンタのことなど
何もわからないだろうけれど、それでも他の子供たちと楽しんでくれたら
いいなー。
今話題になっている実の母親が娘を18年間も軟禁していたという
ニュース。とても驚きましたが、傷害のある娘が他人に迷惑を
かけるのが嫌だった、恥ずかしかったという母親の話を聞いてなんだか
少し共感してしまいました。だからといって軟禁なんてあっては
いけないことなのですが、外に出さないでおこうとした気持ちは
わかるような気がします。私も同じです。かなくんを外に出して
みんなの好奇の目にさらされるのなら、ずっと家の中で私が守って
生きていこうって思うときあります。
かいくんの保育園は親が送迎しなくてはいけないのですが、みんな
下の子がいるお母さんは車から降ろして一緒に園に入っていき
時々園庭で遊ばせたりしているのですが、私はとてもそんな気に
なれないです。まだかなくんが赤ちゃんだった時は、普通に連れて
いっていたのですが、だんだんと同い年の子が自分で歩いていける
ようになったり、お母さんと簡単な会話をしながら歩いていたり
しているのを見ていると、明らかに赤ちゃん赤ちゃんしたかなくんを
連れていけなくなってしまいました。目だって発達の遅れがわかる
ようになってきた頃から、「いつも抱っこしてるね。どこか悪いの?
歩けないの?」なんて話しかけられた頃からかなくんを車に待たせる
ようになってしまいました。かなくんのこと、ちっとも恥ずかしいこと
ではないと頭ではわかっているのですが、すでに母親である私が
かなくんのこと違う目で見てしまっています。“普通”であることって
とても難しい。どうしてうちのかなくんは“普通”でなくなっちゃった
んだろう。母親としていってはいけないこと、思ってはいけないことまで
思ってしまったりしますね。まだまだかなくんの母親失格です。
堂々とかなくんと生きていきたいと思っているのに、行動はうらはらですね。
この軟禁してしまったお母さんも身近な人のフォローがあればよかった
んですよね。子供のことは母親が一番心配するし、一番心を痛めると
思うから私もそうなんだけど、ついかたくなになってしまいがちだし。
人事とは思えないこの事件、私なりにいろいろと考えてしまいました。
障害児の母親ってとてもしんどいです。
かなくん寝ている時に発作あり。
寝ている時ときとはいえ、やっぱり発作はどうしてもなくならないですね。
添い寝するしかできない自分が悔しいです。