カテゴリ:東京糸井重里事務所
さて、最後に「カレー部例会」終了後の感想です。 イベントと一言でいっても、様々なものがあります。 「踊るイベント」「観るイベント」「聴くイベント」、いろんなイベントがありますが 今回はカレーをみんなで食するイベントなので、「食するイベント」だったと お思いの方も多いでしょう。 しかし、今回は「待つイベント」でした。 ひたすらカレーを食べるためだけに待ちました。入場してから3時間は待ちました。 しかし、「待つイベント」はそれだけでストーリーになります。 つまり、待っているうちにストレスがたまり、カレーが全員に行き渡るまでに さらにフラストレーションがたまったところに、 食することで一気にそれらが解消され、カタルシスが発生する。 展開がハッキリとした一つの物語として、十分成立しているのです。 待つだけで物語が発生していたのです。 「待つイベント」、なにかの参考になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 (注)もちろん、待つことは事前に知っていたので怒るなんていうことはありません。 待っている間の映像やトークも楽しさも必要です。 そして、これだけイベントとしての“着地感”があったのは、 「食欲」という本能に近い欲求が制限され、一気に解放されたせいかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.04.26 02:00:06
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