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『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

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2007.04.25
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さて、ほぼ日イベント「カレー部例会」のプチ会計的視点からの解説をひと言。


「このイベントは経済的に成立していたのか?」


今回のイベント、カレー部例会(以後、カレー部)は経済的に成立していたのでしょうか?

その答えは、このパンフレットのなかに隠されています。

RIMG0630.JPG


そもそもあらゆるものを経済的に成立させるには、金持ちであっても貧乏であっても
「自ら稼ぐ」もしくは「頼る」しかありません。


一般社会人は「自ら稼ぐ」ことで経済的に成立させていますが、
自ら稼がない、稼げない場合は「頼る」しかありません。

その頼る相手は、失業者における「失業手当」、売れない芸人における「芸人の先輩」、
ニートにおける「親」であったりします。

逆にいうと、「頼る」ことさえできれば、経済的には成立するのです。


さて、今回のカレー部については、ある程度「自ら稼ぐ」努力はしていますが、
3,500円×120人と計算しても42万円です。

会場費がタダだったとしても、200人分の食材、食器、カメラ機材などを考えると
42万円では当然ペイできないでしょう。


そこでカレー部が起こした行動は「頼る」ことです。

会場協力・飲料協力・食材協力・出力協力・BGM協力と、多くの協力会社名が
パンフには並んでいます。

技術協力にいたっては「民法テレビ局各社から集まった有志のみなさん!」という
非常に男気くさいクレジットがなされています。

(食材特別協力というのもあります。いったい、これはなんでしょう?)


つまり、カレー部は「自ら稼ぐ」ことにプラスして、「頼る」ことで経済的に成立していたのです。

ということは、少なくとも「自ら稼ぐ」の原資でしかない1人3,500円のイベントではなかったのです。
このイベントに参加できたお客さんは、とても得をしたということでしょう。


ちなみに、今日のイベントではほぼ日スタッフが大勢働いていましたが、
この人件費も考えたら……いや、もう考えないほうがいいんでしょうねえ。





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最終更新日  2007.04.26 01:58:26
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