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『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

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2007.06.09
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カテゴリ:禁じられた数字
いやー、昨日のブログのトラックバックにはビックリしました!

著名なブログである中島聡氏の「Life is beautiful」
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』『食い逃げされてもバイトは雇うな』のタイトル
について取り上げてくださったのです。
どうもありがとうございます。

そこで、僕もタイトルについて自分の考えを改めて整理することにしました。


――――

タイトルとは、私にとって「礼儀」です。

付けなきゃいけないという意味で「儀式」であり、
内面にあるものを形にして外に表すという意味で「礼」です。

人はテレパシーではコミュニケーションできません(例外もいるかもしれませんが)。

どうしても、言葉が必要になりますし、見た目や態度といった外形で判断するしかありません。

そこで、コミュニケーションに欠かせない手段として必要になるのが「礼儀」です。

態度・服装・言葉遣いを整えることによって、相手への敬意を表するとともに
自己の内面を見える形にします。

いわゆる、「内面の表現」です。


本においても、表紙の装丁・帯、そしてタイトルで内面(中身)を表現します。

そして、礼儀と同じように本の表紙にも「お約束」があります。

各社の新書の表紙がシンプルなのも、
新書というのが「現代的教養を簡便に記したもの」であるという本質を表現した
お約束だなのだと思います。

そして、タイトルにもお約束があります。

「全体の内容を表現したもの」
「中身のイメージを投影したもの」
「読者の興味が引く内容を提示したもの」
「中身の本質を表現したもの」
などなど。

私はそのお約束の中から、想定する読者に合ったもの、時代に合ったものを
選択したに過ぎません。


TPOに合わせて服装を変えるのと同じように、
ターゲットと時代性に合わせてタイトルを付けてるだけです。

それが、「礼儀」というものであり、コミュニケーションの基本です。


(タイトルも含めて)礼儀というのは、自己の内面にもかかわる話なので、
合わない場合は拒否反応も大きいですし、またその個人差も大きいです。

だからこそ、「無礼」「虚礼」「慇懃無礼」だと思われてしまうタイトルも
出てくるのだと思います(僕のも含めて)。


(ここからは、くだらない話)

まあ、「礼儀」というモノへの考え方は、私の中で儒教の影響が強いです。
その昔、荀子にはまっていたときに“礼”については、よく考えていました。

その後、
「“礼”なんかは人間の小ざかしい知恵に過ぎない」
といった感じの荘子の思想に興味が移るので、最近は考えていなかったのですが、
再び“礼”について考えるべきときなのかもしれません。
コミュニケーション論としての“礼”について……。







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最終更新日  2007.06.10 04:51:33
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