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『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

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2024.12.15
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みなさん、ついにYouTubeチャンネルの登録者数が99万人になりました!この節目を迎えることができたのは、ひとえに視聴者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。




(以下、長文になります)

この「オタク会計士チャンネル」を立ち上げたのは、2018年12月24日。クリスマス・イブの夜でした。それから6年近く、このチャンネルを続けてきました。最初は小さな一歩でしたが、目標として掲げていた登録者数100万人の手前まで来ることができました。この達成感を、まず皆さんと共有したいと思います。


●チャンネルを始めた理由
このチャンネルを始める前、私は会計士・税理士としての業務を行いながら、執筆活動やメディア出演を中心に活動していました。2000年代には、小説『女子大生会計士の事件簿』やビジネス書『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』がベストセラーとなり、一時は非常に多くの注目を集めました。

しかし、時代の流れとともにテレビやラジオの出演依頼が減り、本の売れ行きも落ち着いていきました。そのタイミングで、私は自分の活動を振り返り、「次のステージをどうするか」を真剣に考えました。

それまでのメディア活動は、多くの人と協力する「共同作業」でした。本では編集者や出版社、テレビではディレクターやプロデューサーなど、多くの人に支えられていました。しかし、それだけに成果が出ないと周囲に迷惑をかけてしまうというプレッシャーも大きかったのです。

そんな時、「全て自分の責任で、一人で完結するコンテンツを作れないか」と考えたのがYouTubeでした。


●手探りのスタート
YouTubeの活動は、まさにゼロからのスタートでした。最初の撮影に使ったカメラは、娘の運動会用に購入したものでした。自宅の3畳ほどの小さな部屋にカメラをセットし、PowerPointの資料を印刷して手に持ちながら話すという、非常にシンプルな形式で始めました。

動画の編集技術は全くの未経験でしたが、試行錯誤しながら独学で身につけていきました。当初は「これでいいのだろうか」と不安もありましたが、視聴者からのコメントや再生回数の増加に励まされ、徐々に自信がついていきました。


●一人で挑むYouTube運営
このチャンネルの運営方針として、私は「すべてを一人でやる」という原則を掲げました。動画の企画、資料作成、撮影、編集、テロップ入れ、マーケティングまで、すべて自分の手で行うというスタイルです。

唯一の例外はサムネイル制作で、2年ほど前から妻が手伝ってくれるようになりましたが、それ以外は完全に一人で行っています。このスタイルを続けることで、成功も失敗も全て自分の責任であるという覚悟を持つことができました。

本業である会計士・税理士としての業務をこなしながらの副業YouTuber生活は、決して楽ではありませんでした。平日の夜や土日をすべてYouTubeに費やし、友人との飲み会や家族とのレジャーを犠牲にしてきました。それでも、視聴者の反応や達成感が、私を支え続けてくれました。


●40代での挑戦
このチャンネルを始めたのは42歳の時でした。それまで動画編集の経験は一切なく、40代から新しいスキルを学ぶのは簡単ではありませんでした。しかし、「年齢を理由に挑戦を諦めたくない」という思いが、私を突き動かしました。

視聴者層の多くは40代から60代で、同世代の方々に向けて「教えることが好き」という私の情熱を届けたいと思っています。書籍では数ヶ月から半年以上かかるプロジェクトでも、YouTubeなら数日で形にできる。このスピード感が、私にとって非常に魅力的でした。


●YouTubeの競争と課題
現在のYouTubeは、6年前に私が始めた頃とはまったく違う風景になっています。特にビジネス系や教育系のジャンルでは、プロフェッショナルな制作チームが手掛ける高クオリティなコンテンツが増え、視聴者の期待値も大きく変わりました。

たとえば、最近注目を集めている「リッチコンテンツ」は、スタジオ撮影やプロフェッショナルな編集技術を駆使し、専門家が複数登場する形式が主流です。NewsPicks、PIVOT、リハックといったチャンネルは、1日に複数本の高品質な動画をリリースしています。それらは、視覚的な美しさ、わかりやすさ、情報の信頼性を兼ね備えた作品で、視聴者にとって非常に魅力的です。

一方、私のように一人で動画を制作しているクリエイターにとって、このような流れは大きな壁となっています。個人で運営しているチャンネルでは、スタジオ撮影や高額な機材を揃えるのは現実的に難しいことが多いです。また、リッチコンテンツを手掛ける競合相手が多くなると、視聴者に選んでもらうためのハードルも高くなります。これにより、視聴者の注意を引くためのタイトルやサムネイル作りにも、これまで以上に力を注がなければなりません。


●一人運営の強みと限界
とはいえ、一人で運営することにはメリットもあります。一番の強みは「自由度」です。私は誰にも縛られることなく、好きなテーマを選び、自分のペースで制作することができます。これにより、視聴者にとって必要な情報を迅速に届けることが可能になっています。

しかし、自由にはコストが伴います。リッチコンテンツに匹敵するクオリティを目指す場合、企画や資料作成、撮影、編集、テロップ入れなど、全ての工程を自分で行う必要があります。これにかかる時間と労力は膨大で、日常生活や本業との両立が一層難しくなっています。

特に最近感じるのは、視聴者の目が肥えてきていることです。たとえば、動画の中で使用するグラフや資料一つを取っても、デザインや見せ方が洗練されていないと、他の動画に埋もれてしまいます。また、単なる情報発信ではなく、視聴者が「見てよかった」と思えるエンターテインメント性も求められるようになりました。


●時代遅れと言われないために
こうした課題に対処するために、私はいくつかの改善を試みています。たとえば、最近ではフルテロップの導入を進めました。これにより、耳で聞くだけではなく、目で見て情報を理解しやすくする工夫を加えています。また、編集の際にはテンポ感を意識し、視聴者が飽きないような構成やトピックの選定にも時間をかけるようにしています。

ただ、競争が激しいYouTubeの中で一人運営の限界も感じています。リッチコンテンツとの差別化を図るためには、「手作り感」や「一人だからこその視点」を活かすしかないと考えています。視聴者にとって、企業運営のチャンネルとは異なる個人ならではの親しみや温かみを感じてもらうことが、私のチャンネルの強みとなるのではないでしょうか。

また、時代遅れと言われないために、新しいチャレンジにも積極的に取り組んでいます。今後はAIを活用した動画編集や、ライブ配信を通じてリアルタイムで視聴者と対話するなど、新しい形式にも挑戦していきたいと思っています。


●100万人という目標
登録者数100万人という目標は、私にとって「自己実現」の象徴でもあります。過去に小説やビジネス書で100万部を達成した経験がありますが、YouTubeでもその「ミリオン」を成し遂げたいという強い思いがあります。

この目標は、単なる数字の達成ではなく、私自身の能力を再確認し、「まだ枯れていない」と自信を持つための挑戦でもあります。20代での成功は才能によるものでしたが、40代後半の今は、経験と技術で挑戦しているという感覚です。


●今後の展望
100万人を達成した後の具体的なプランはまだありませんが、私にとって「教えること」はライフワークです。これからも、会計や税金のような難しいテーマを分かりやすく、視聴者の皆さんに届ける活動を続けていきたいと思います。

また、視聴者に正しい情報を届けるという信念を忘れず、煽りすぎない内容や中立的な姿勢を大切にしていきます。

最後に、これまで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。なんとか100万人を達成できるよう全力を尽くしますので、引き続きよろしくお願いいたします。







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最終更新日  2024.12.15 01:04:23


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