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2008/01/02
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カテゴリ:映画

映画見てきました。

●パンズ・ラビリンス



大人のおとぎばなし、という言葉はよく使われますが
これって子供には見せられないっていう意味で大人のおとぎばなしなのかも。

時代は1944年、フランコ政権の圧政にあえぐスペイン。
主人公の少女オフィーリアは身重の母に連れられて、母の再婚相手のヴイダル大尉のもとへと
向かっていた。
完璧Sモード全開の残虐極まる彼におびえ、周りはゲリラとの闘いの最前線。
彼女を取り巻く環境は余りにも苛酷で絶望的だった。
そんなときにオフィーリアは迷宮の中で牧神(パン)と出会い、自分が魔法の国の姫であると
告げられる。
国に戻るには3つの試練を越えなければいけない。
この忌まわしき現実から逃れるために、彼女はその試練に挑戦していく。



というストーリーなのですが。
彼女の経験するファンタジック(魅力的な美しさと恐怖)な世界と
フランコ政権VSゲリラとの目を背けたくなる残虐シーンが入り乱れてます。
切り離してファンタジーだけ見せてほしいという気持ちはあるのだけど
これが現実なのか、はたまたオフィーリアの頭の中、現実逃避ゆえの想像の世界なのかという
視点から見ると、やはり必要でもあるわけで。
うーーーーーーーーーん・・・ 映画、としては素晴しい出来ではありますが


見てるのがつらい(´Д⊂


お腹の中の弟に語りかけるシーンがね・・・(´Д⊂
あと、これはないだろう的な無理やりな運びもちょいありました。
万人にオススメできない映画ですが、やはり視覚的な美しさは見ものですし
観光としても人気の高いスペインという国の暗部を知るという点でも後悔はないかなと。
見終わった後、リセットする何かをご用意された方が良いかと思われます(笑



●タロットカード殺人事件



【DVD】タロットカード殺人事件/スカーレット・ヨハンソンを扱ってるとこが1件ありました。

原題は「SCOOP」。タロットカード殺人事件て邦題は、うーんとなんつかまあウッディ・アレンで
コメディタッチだからまぁまぁ・・・

巷を賑わす連続殺人犯、タロットカード殺人事件の犯人が、イギリス貴族の息子であるというのを
思いがけず(この展開が相当笑える)知った、ジャーナリズム専攻の学生スカーレット・ヨハンソンと
否応なしに巻き込まれていく売れないマジシャン、ウッディ・アレンがスクープをものにするために
彼に近づくのだけど、容疑者とスカーレット・ヨハンソンが恋に落ちちゃって・・・


先の映画のリセットがこれ(笑
ウッディ・アレンらしい洒脱な笑いが溢れてて、沢山笑いました。

スカーレット・ヨハンソンが田舎くさい女子大生で、いつもの男性を惑わす魅力を封印。
元気いっぱいの演技が生き生きしています。
最後の最後までええええええっ!というストーリーとともに、とても楽しめる映画でしたよ。

ウッディ・アレンの映画って、ニューヨーカーのスノッブさの代名詞みたいに扱われてたけど
ここ近年の作品はそういう空気が薄れてるように思います。
楽しい~楽しい~~要素が強くて有難い(笑


どちらの作品もかろうじて、まだ公開中のようです。





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最終更新日  2008/01/03 12:20:13 AM
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