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テーマ:食べ物あれこれ(50355)
カテゴリ:たべる
本日のドラマ「おせん」は、焼津の本枯節 左:これぞ本場焼津!究極の本枯節「雄節」! 右:これぞ本場焼津!究極の本枯節「雌節」! 出来上がるまで半年かかる本枯節をつくる工場が、経営難で風前の灯に。 味を「繋ぐ」ことが女将の使命。 来週の最終回へと続きます。 本日のメインは、おせんが削り器で鰹節を削るシーンでした。 鰹節のエピソードは何巻だったかしら。 削り器を膝できゅっと挟んで、重心を前に、一気に削る。 道具って一番いいやり方で使えるようにできてるでやんす、と。 読んだときは懐かしいなーなんてほんのり思ったものだけど、 今日のドラマで聞こえてきた、しゃくっ しゃくっという鰹節を削る音は 幼いときに母が台所でいつも削っていた音を思い出し 小さな引き出しを開けると、木の香りと一緒に鰹節の香りが広がって じりじりと待ってるわたしたち姉妹の口に、放り込んでもらう削り節の味は甘くて濃くて。 ううん、味は後からの記憶で、実際はほとんど覚えてないのかも。ただ、 台所に差し込むひかり。 爪先立ってテーブルの上を覗き込むわたしたち。 母の笑顔。 その思い出が強くて。 食事の支度のたびに削り器を出していた母だけど いつからパックの削り節や、顆粒のお出汁を使うようになったのかしら(笑 でもまあ、そういう思い出が残っていることは幸せなことであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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