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テーマ:映画ニュース(1430)
カテゴリ:映画
夕方のニュースでの「おくりびと」受賞のニュースが一段落したところで 今回のアカデミー賞の模様についてちょこっと。 ヒュー・ジャックマンが司会ということで 歌とダンスをたっぷりみせてくれるんだろうなという期待を裏切らず とても楽しませてもらえました。 彼の優しくて真摯な人柄がにじんでくるような司会だったし 実際、司会進行をするよかミュージカルしてる時間のほうがずっと長かったw 人気コメディアンも楽しいのだけど・・・ 毒舌やわいせつな言葉は疲れちゃう。。 いろんな手法でノミネートされた作品を紹介するオープニングは 今回は低予算のミュージカル仕立て。 ダンボールに絵を描いたようなセットを手動で転換しながら 途中で客席にいたアン・ハサウェイを舞台にひっぱりこみ 一緒にミュージカルしちゃうというサプライズもありました。 アン・ハサウェイがあんなに歌がうまいとは知らなかった! 声質がいいのもあって、聴かせてもらいましたぜ。 そして今回のアカデミー賞は演出がほんとうにすばらしかった。 お金をかけた華やかさではなくて、そのぶん、愛情が溢れていました。 映画にかかわる全てのひとたちへの敬意で満ちていました。 主演・助演俳優賞では、過去に受賞した俳優たち5人が舞台に登場。 彼らの名前が呼ばれるたび、会場から大きな歓声と拍手が起きて 舞台に登場するとスタンディングオベーション。 その名優たち一人に対して、ノミネートされた俳優一人に 作品での演技、彼らに対する賛辞を述べるのです。 ノミネートされた彼らにとって、それはどれほど栄誉なことであるか。 みなそれぞれが涙を浮かべてる様子にはこちらも涙・・・ 通常だと受賞者一人だけが「勝ち」残ったように感じてしまいますが ノミネートされること自体が名誉なのだと、再認識させられました。 脚本・脚色賞では実際の映画のシーンに重ねて台本のラインが表示され、 彼らの頭の中にあったストーリーが映画として完成し、我々の視覚に届くんだと 感慨深かった。 いろんな場面で各作品のシーンをたっぷり見せてくれる印象がありました。 外国語映画賞はもっと長くしてほしかったという不満は残しつつ、 こんな暖かい授賞式は毎回見せて欲しい(笑 さて日本からノミネートされた「つみきのいえ」と「おくりびと」。 どちらも受賞するという大コーフンでした。 そして両監督が、おもいきりベタなジャパニーズアクセントで英語でスピーチするのは 良かったなあと思います。 やはりその場所で伝えるっていうの、大事だと思うから。 加藤久仁生監督が「さんきゅー○○」という短い言葉を繰り返してるのは好感がもてました。 なかでも、「さんきゅー まいぺんしる」ってのがアニメーターらしくて(笑 「おくりびと」はあっという間に公開が終わっちゃって見逃してたのですが 全国でノミネート記念に再上映されてるようで、こっちは土曜日から上映してますねん。 明日から混むだろーなーーー 「おくりびと」は本木雅弘がプロデューサーにもちかけたアイデアから出来た映画だそうで そのきっかけになったというこちらの本を記念購入。 納棺夫日記増補改訂版 本体価格 467円 (税込 490 円) 送料無料 富山県在住の筆者が経験した納棺夫という職業の日記です。 レビューを見ると、宗教的な記載が・・・というのもあったんですが 浄土真宗や日蓮さんは、北陸人にとってはとても身近なものなんで その辺からも興味をおぼえています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/02/23 06:10:38 PM
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