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カテゴリ:銀英伝二次創作
皇帝の指先が閃く度に、ヒルダは声を上げる羽目になった。 (前回となんか違う・・・・!?) 一夜の経験で身体が学習していたのか、ヒルダの身体はあの夜に比べて快感を拾い易くなっているらしい。 「 指が偶然敏感な芽に触れると大きな反応を返した。ラインハルトはそれに気付くと集中的にその部分を虐めだす。 「嫌・・・!あっ!あん!駄目です!待って・・・・!」 ヒルダは混乱した。 前回はこんな風じゃなかった。 一度頭を整理させてほしいと思う。 「やっ!もうお許し下さいっ・・・・・!」 あの夜は月明かりの中でヒルダを抱いた。今日は夕闇とはいえ、視界が向上している。ラインハルトは常に冷静なヒルダの乱れる様子に引き付けられていると自覚した。 美しい少年の様な幕僚総監がシーツや枕にしがみつき必死に快感に堪えている姿は、ラインハルトに確かな興奮を齎す。 「陛下あ・・・・・!」 ヒルダがラインハルトを呼びながら身体を弓なりに反らす。 そろそろラインハルトも限界を感じた。指をずらし、自分を受け入れてくれるであろう場所に辿り着く。 「濡れているな・・・・・・」 ラインハルトが感心したように呟くと、ヒルダの顔がさらに赤くなった。 それを見て破顔すると、指を少しずつ侵入させた。途端ヒルダの表情が強張る。 「怖いか?フロイライン」 ヒルダは目をぎゅっとつむり首を横に振る。 息を吐きなんとか身体から力を抜こうとした。 そんなヒルダを見て、ラインハルトの胸に暖かい感情が泉のように溢れる。 前回の自分はヒルダを気遣う余裕もなく、ただただ彼女の献身に慰められた。 そして今はあの時より数倍の引力でヒルダの身体に夢中になっているらしい。 早く彼女と一つになりたいと思う、焦りを内包した願望と、彼女を大事にしたいという願望がラインハルトの中で相克している。 指を二本に増やすと、ヒルダは短く呻いて身体を反らした。 もう限界だと思う。 彼女の中が多少慣れてきたと感じると、ラインハルトは自身を宛てがった。 ヒルダが息を飲んだ。 「貴女をまた苦しめてしまうかもしれない。許してほしい」 ラインハルトは興奮と罪悪感が混在した表情で告げる。 ヒルダは潤んだ瞳で頷いた。 「・・・・・・・・!!!」 ラインハルトの砲身が少しずつ内部を侵してくる。 慣らしたとはいえ、やはりその衝撃は激しい。声も出すことが出来ずにヒルダの身体は強張った。 それに気付いたラインハルトは慌てて身体を退こうとする。ヒルダを傷つけたいわけではないのだ。 すると今までシーツを握りしめていたヒルダの手が、ラインハルトの腕に触れた。 「大丈夫です・・・っから、続けて下さいっ・・・・!」 痛みに堪える表情をしながらも、退こうとしたラインハルトを引き止める。 「フロイライン・マリーンドルフ・・・・」 痛みと違和感に喘ぐヒルダの手の平を掬いとるとくちづけを落とす。 意を決してさらに内部に侵入し、二人は最後まで繋がった。 ヒルダが目を開けると、ラインハルトが心配そうな顔をしている。 そんな顔しないで下さい。痛いけど大丈夫。堪えられる。 そう伝えたいのに口を開くと悲鳴を上げてしまいそう。 こんな時に無礼かしら、と思いながらヒルダはラインハルトの頬を震える指でなぞった。 ラインハルトは己の顔を辿るヒルダの指を握ると動き始めた。 最初は気を使いながらゆっくり往復していたが、段々我慢出来なくなり速度が増していく。 ヒルダももう声を堪える事が不可能になり、ラインハルトが動く度に痛みとも快感ともつかない声を上げ始めた。 「貴女の中は素晴らしいな・・・・・」 とろけたような声で囁かれただけで、ヒルダは感じた。 ラインハルトは限界を感じ取るとヒルダの肩を掴みさらに激しく突き上げた。 「フロイライン・・・・・!」 そしてヒルダの温かい身体に崩れ落ちた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ラインハルトは、優しいね。
彼は、本当は、ヒルダさんのこと好き何だと思っています。姉を皇帝に盗られたこととか、キルヒアイスへの負い目などで、完全に恋愛感情にロックがかかっているんだと思う。可哀想なヒルダさん (2013年09月06日 22時53分30秒) |