ここんとこ、またちょくちょく皆川さん宅に通っては
新曲たちの作業をしています(^^)
まだ少しずつ進めていってるような感じだけど、
やっぱり皆川さんの作ってくれる音は
いつも私にとって直球ど真ん中で、
「そうそう!そうしたかったんです!」という世界観を
ずばり表現してくれるので、ほんとうに素敵です。
作業を重ねるごとにコミュニケーションも密になっていくので、
仮歌を録りながらお互い意見を言い合ったり、
コーラスや音を足していったり、
時間もあっという間に経ってしまう。
まだ11月のシングルも出てないけれど、
さらに良い歌をみんなに届けていく予定なので
楽しみにしていてね(^-^)
さて。皆川さんの家は地下がスタジオになっていて、
それはそれは素敵な楽器がいっぱい置いてあり
まるで秘密基地みたいです。
キーボードはヴィンテージのものが多いらしく、
見たこともないような形をしたものが
ずらりと並んでいるのです。
その中でも、なつが一番好きなのが、これ。
沢山ついたつまみや色使いや四角い形。
おもちゃみたいですっごく可愛い(^^)
実際に使うとなるとすごく難しそうなのですが、
皆川さんはこういうキーボードたちを
つまみをささっと調節して素敵な音色にして
魔法みたいに良い音で奏でます。
レコーディングの時や、こういった作業の時なんかに
その様子をじーっと見るのがすごく好きです。
まさに職人ワザです。
きっと何かを作り出したりする職人さん達は
自分の中に経験とともに染み込んだ「勘」とか「感覚」に
赴くまま手を動かしたりしてるのであって、
それを言葉で説明したり人に教えたりするのって
すごく難しいんじゃないかと思うんです。
いとも簡単にやっているように見えるけど、
絶対真似できない。
そういうものを目の当たりにすると、思わずため息がでる。
感動のせいでもあるし、
なんだか無性に自分がちっぽけに思えるせいでもある。
いざという時、きっと頼れるのは自分でも意識していない
ココロの引き出しに蓄えられた勘や感覚や感性だ。
だから私もこれから沢山の経験をして
沢山のことを感じて、
ココロの引き出しを増やしていけたらいいなーと思う。
きっとその引き出しから溢れる「言葉じゃ説明できない何か」が
自分の身体や気持ちを動かしてくれる事を信じて。
日々、できる限りのアンテナをはってたいと思ったのでした。