【快適空間】 KAIQOOコラム！

シックハウスの原因物質＊士別の２校　基準超す＊教室の使用を取りやめ

2006/07/19, 北海道新聞朝刊地方, 24ページ, , 447文字

【士別】

市教委が八、九両日、市内七つの小中学校で実施したシックハウス症候群の原因となる化学物質の測定で、二校二カ所の教室から、国の基準値を上回るホルムアルデヒドが測定された。このため、二校は二つの教室の使用を中止した。

厚生労働省の基準値一立方メートル当たり一〇〇マイクログラム（マイクロは百万分の一）に対し、士別小の音楽教室では一一六・五マイクログラム、士別南中の普通教室では一一〇・三マイクログラムが検出された。そのほかの二十九カ所は基準値以下だった。

市教委は、測定を委託した業者から十六日に測定結果の報告を受けて、同日中に各校に伝えるとともに、基準値を超えた二教室について、学校に対して使用中止を求めた。両校はこれを受けて連休明けの十八日から使用を取りやめ、別の教室を使っている。市教委によると、両校とも、身体の異状を訴える児童、生徒はいないという。

両校は、使用を中止している二カ所について換気を励行しており、市教委は夏休み中に再測定、基準値以内であれば使用を再開する。（近藤定男）



長野七二会中の図書室　ホルムアルデヒド、基準値上回る検出　市教委発表

2006/07/20, 信濃毎日新聞朝刊, 19ページ, , 272文字

長野市教委は十九日までに、七二会中学校の図書室で、国の基準値（一立方メートル当たり百マイクログラム以下）を上回る濃度のホルムアルデヒドを検出したと発表した。
これまでに健康被害の報告はない。

市教委によると、校舎の耐震補強工事に伴い、十三日に図書室で施工前に行う空気検査をしたところ、一立方メートル当たり百四十マイクログラムのホルムアルデヒドを検出した。

図書室は一九七八年から使われている。市教委は当面、使用を禁止し、日中に窓を開放して換気する。濃度が基準より下がるのを確認してから再開する。図書室には耐震補強工事の一環で換気扇を取り付ける。

-------------------------------------------------------------

快適空間HP