テーマ:くらしと環境(25)
カテゴリ:KAIQOO NEWS!
木造平屋建て、床面積約48m2の旧教員住宅。エコキャビンとして生まれ変わる(写真:NPO法人岩手子ども環境研究所) NPO法人岩手子ども環境研究所(岩手県葛巻町)は、エネルギーを自給によって100パーセント賄う学習施設「エコキャビン」の整備を始める。完成予定は2010年。環境に配慮した施設に宿泊して、エコロジーについて楽しく学ぶことができる施設を目指している。 太陽光発電による電力と、まきを使ったボイラーの温水が、施設の主なエネルギー源だ。まきには、地元で産出するカラマツの間伐材を使う。同研究所によると、エネルギーを完全に自給する学習施設はほとんど例がない。生活水として井戸水を使い、バクテリアなどを使って排水処理を施すなど、施設で使用する水にも気を配る。 同研究所は葛巻町の廃校を利用して、2001年に自然体験施設「森と風のがっこう」を開いた。この敷地の旧教員住宅を、エコキャビンとして整備していく予定だ。事業費は1800万円。建物の改築に約1000万円とエネルギー関連の設備に約300万円、残りは人件費と教育プログラムの開発などに充てる。一般の参加者を募り、ワークショップの形式で作業を進める。 「エネルギーの自給量と消費量をモニターで表示して視覚化する。まずは環境に配慮した暮らしを、楽しみながら体験してほしい」と黍原豊事務局長は話している。 小田切 淳=フリーライター [ケンプラッツ] 情報元はこちら⇒「ケンプラッツ」 関連サイト NPO法人岩手子ども環境研究所のウェブサイト
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Last updated
2008年05月21日 15時00分18秒
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