全国鉄道完乗の旅。2。黒部立山アルペンルート。乗り潰しへラストラン
黒四ダムから見た立山立山ロープウエイ大観峰駅大観峰から黒部ダムもうすぐなくなるトロリーバス全国鉄道完乗の旅。2。黒部立山アルペンルート。快晴。真っ青の空。7時10分バスが出発。次第に高度を上げて道の所々に残雪を見る。小さな川には清流が勢いよく流れている。扇沢で電気バスに乗り換えるのに、特別な切符に取り換える。QRコードを印刷したのを読み込ませる。若い人はスマホのコードを読ませて同じ切符に取り換えている。バスは4台が並んで出発し、中間点の2車線になったところで反対から来たバスとすれ違う。バスを降りて階段を下るとダムの堰堤に出た。周りは中国人の団体が8割くらい、いたのではないか。正面の立山を仰ぎながらダムの上を歩き、立山の下のトンネルに入り、全部が地下に造られたケーブルカーに乗り、さらにロープウエイに乗る。増々立山が迫ってくる。大観峰の展望台から見下すと、あんなに大きく感じた黒四ダムと黒部湖がとても小さく見えた。赤沢岳,針ノ木岳、遠くに鹿島槍ヶ岳が白い衣をまとっている。日本でただ一つ残っていて、今年中に廃止になるトロリーバスに乗る。着いたところが室堂で大混雑。階段を上がると見慣れた雪の立山が目の前にあった。頂上の雄山神社の建物もわかる。右手の一に越の小屋に向かってたくさんの人が歩いている。この天候ならアイゼンが有れば簡単に雄山頂上に立てそうだ。一面の雪面、所々に這松の塊が有る。みくりが池まで歩いてみた。池はほとんど雪に覆われていた。一部青い色の氷のように見えた。ベンチの前の斜面を見下ろすと、一羽の雷鳥が砂浴びをしていた。ここまで近くで見るのは何十年も前に鹿島槍北峰で見て以来だ。ここまで来ると剣岳が頭を見せた。頂上に雪が少し残っていた。ターミナルに戻り雪の大谷に向かう。晴天で路面は乾いていて少し暑いくらいだ。道路わきに太さ数センチの丸太が皆根元近くで折れたのが並んでいた。除雪の時の目印か何かだろうか。雪の壁は落書で一杯埋め尽くされていた。本日の最高地点は12メートルだとか。バスに乗ろうとしたら5分前に出たばかり。50分待ち。やっと乗り込む。雪の高さが次第に低くなり遠く薬師岳が見えてきた。弥陀ヶ原は針葉樹がぽつぽつ立っているだけ。その下で森林帯に入った。称名の滝を見えるように停まってくれた。隣にはハンノキ滝が流れていた。美女平でケーブルに乗り換え立山駅に着いた。富山地方鉄道は5分前に出たばかりで55分待ち。何とか富山駅に着き、15時30分頃に昼飯。白エビ,鰤、ホタル烏賊など入っていた特別天丼を食べる。富山駅で「あいの風富山鉄道」に乗り「IRいしかわ鉄道」の金沢駅で降りた。ホテルに荷物を置いてコーヒーを飲みに出かけたがスタバしか見当たらない。諦めて3軒目に入った。夜、ホテルで「夜なき蕎麦」で出すので食べに行った。味はまずまず。30人以上が食べに来ていた。昼飯が遅かったので夕食代わりに丁度良かった。腰痛を直す為、14階の浴場で少し体を動かした。大した荷物を持っていないのだが寄る年波には勝てない。