星と月のおしゃべり

2007/01/17(水)10:41

きいちゃん かわいそうに・・・

かぞく・ペット(45)

昨日の午後、きいちゃんは二階の猫部屋の奥に閉じこもって、ほとんど動きませんでした。 でも夜になってからフラフラの足取りで廊下まで出てきたので、水を少し飲ませ、布団をかけてやりました。 それからしばらくして、一階のリビングの扉の前できいちゃんが横たわっているのに気がつきました。 2・3歩歩くのもやっとの状態で、どうやって急な階段を下りてきたのでしょう? 抱っこして、普段は猫たちを入れないリビングの中に連れてきました。 それから約3時間後の深夜2時55分。 腕に抱かれたまま、眠るようにきいちゃんは逝ってしまいました。 そのまま朝までリビングのソファーできいちゃんと添い寝しながら、悲しみと後悔とで涙が溢れて止まりませんでした。 きいちゃん、ごめんね、ごめんね。 もっともっと甘えたかったんだね。 きいちゃん、今までよくがんばったね。 きいちゃん、ありがとう。。。     ←若い頃のきいちゃんと、娘のミミちゃん・ララちゃん 朝、起きてきたかい☆に、パパが説明してくれました。 きいちゃんがもう動かないこと、今日は三人でお葬式をすること、きいちゃんが天国に行くということ・・・。 話を聞きながら泣いているママを見て、  「ママ ないてるの?」  「かいちゃん ないてないよ」  「ないてないのに なみだがでちゃったよ」 そうしてポツリと  「きいちゃん かわいそうに・・・」 午後から3人で長楽寺動物霊園へ行きました。 ここに来るのは8年ほど前、拾った子猫が1ヶ月で死んでしまった時以来です。 ここでは個別に葬儀と火葬を行い、骨を拾わせてくれます。 読経のあと、黄色い菊の花に埋もれて眠るきいちゃんに、  「きいちゃん バイバーイ」 と最期のお別れをし、1時間後、小さな骨を骨壷に納めました。  「きいちゃんはぁ?」  「きいちゃんは天国に行っちゃったよ」  「ほねはぁ?」  「きいちゃんの骨は お家に置いておこうね」  「きいちゃん かわいそうに・・・」  「でもね、天国はとてもいいところなんだよ」  「きいちゃん ひとりぼっちだよ」  「天国にはきっと お友達もたくさんいるよ」     小さな心に「死」はどう映ったでしょう? きいちゃんの「死」は、かい☆に何を教えてくれたでしょう? 家にはまだ猫が9匹とさくらがいます。 これから数年の間に必ず何度か体験しなくてはならない辛いこと。 家族みんなで乗り越えていかなくてはなりません。

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