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理系でない人から、
「フッ化水素の純度の違いがよくわからない。 5N (ファイブ ナイン) と 12N (トゥエルブ ナイン) って、そんなに違うの ?」 と訊かれたことがある。 そのとき説明した内容を、今年中に書いておこう。 こういうのを考えるときは、純度の反対、不純物の割合を考えるとわかり易い。 5N だと、不純物の割合は、1/100000 (0 が 5 個並ぶ)。 12N だと、不純物の割合は、1/1000000000000 (0 が 12 個並ぶ)。 つまり、N が一つ増えると、不純物の割合が 1/10 になる。 逆に言うと、N が一つ少くなる度に、不純物が 10 倍多くなる。 5N は 12N より、1千万倍も不純物が多いということ。 12N を真水とすると、5N なんて泥水どろこか汚水だということが、わかるだろう。 半導体の洗浄を、ころんで擦りむいた膝の土を消毒前に洗い流す場面に例えてみよう。 日本のそのまま飲める水道水で洗うのは、9N くらい (実際にはそんなに高純度ではないが)。 一方、5N を使うのは、泥水やキムチ汁で洗うようなもの。 どんな結果になるかは、容易に予想できる。 # この例えは、キムチを揶揄するものではありません。 # 傾国の食品安全当局が勧告したように、 # キムチ作りに広く使われるゴム製の赤いたらいは食品用ではなく、 # リサイクル原料から作られ、カドミウムなどの重金属が流出する恐れがあるらしい。 # それくらい、予想外のものが含まれている恐れがあるということです。 # いずれにしても、キムチ汁で傷口を洗うとどうなるかくらい、わかるよね ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
キムチ汁で傷口を洗うと
痛いニダ。🐧 (2020.06.27 22:06:54)
以前、純度は濃度ではないと教わり分かったつもりでいましたが、
>5N は 12N より、1千万倍も不純物が多いということ。 凄いですね、一千万倍綺麗より 一千万倍汚い は強烈です! 分かりやすいご説明,ご教授ありがとうございます。 (2021.07.07 18:34:29)
団塊ですよねさんへ
ありがとうございます。 更に言うと、5Nって日本の人口で言えば、韓国人が1000人以上いるくらいの汚鮮度なんですよね。悪影響が出てきそうでしょ。 あるいは、一千万倍の違いは、日本に韓国人が一人しかいないのと一千万人もいるのとの違い。 もしも周囲に、まだわかり難いという人がいたら、そのように教えて上げてくださいませ。 (2021.07.07 21:33:21) |