清河神社例大祭(直会)
直会の進行は、清河八郎記念館館長廣田幸記(神社責任役員)が務めました。最初に斎主である正木宮司の挨拶ですが、神事でも挨拶したので直会の席に相応しい話題として、鶴岡市の㈱清川屋さんが八郎妻お蓮の名前を冠したオリジナル清酒、最高級純米大吟醸「お蓮」の販売を開始したことを紹介していました。続いて、山形県議会議員田澤伸一氏の祝辞、八郎が幼少時代に漢学を学んだ恩師の子孫である伊達克夫氏からスピーチを頂戴しました。祝辞を述べられる山形県議会議員田澤伸一氏。スピーチを述べられる伊達克夫氏。八郎さんが学んでいた当時は清川の実家から野菜などを頻繁に頂戴していた様だと話されました。乾杯に入る前に、鶴岡市を拠点に、お土産品等の販売を幅広く展開する㈱清川屋代表取締伊藤秀樹氏からオリジナル清酒、最高級純米大吟醸「お蓮」の紹介と、㈱清川屋の歴史に触れられました。それによると、清川屋(創業寛文6(1666)年、HPから。)さんは二代にわたって清川から来ている。八郎さんの辞世の歌「魁て また魁ん死出の山 迷いはせまじ 皇(すめらみ)の道」や、お蓮が八郎に宛てた恋文を所蔵している。私はこれを家宝として代々伝えていきたい。また今回販売することにした清酒「お蓮」のパッケージは娘がデザインしたものだと話していました。乾杯の発声は、歴史研究家で明治維新にかかわる数多くの著書を執筆している、あさくら ゆう氏にお願いしました。挨拶で「自分がこの例大祭に参列して15年になる。この間、八郎さんに対する認識が大きく変化してきたのを感じている。それは策士と云う評価が聞こえなくなってきた。大河ドラマの話があるが、八郎さんは尊皇攘夷を説く為に日本各地を廻っている。日本全国、地元を題材にした話に繋げていける人物は他にはいない。大河ドラマとして関連付ける最適の人である。」と話され、乾杯に入りました。直会の締である万歳三唱の発声は、清川郵便局長佐藤徹也氏にお願いし、皆さん来年の再会を確認しあっていました。最後に、清河八郎顕彰会の新会長になった齋藤満が閉会の挨拶を行い、例大祭の全日程を終了することが出来ました。ご参列頂いた皆様に感謝すると同時に、このブログを見て頂いた皆様からも毎年5月30日にお気軽にご参列頂ければと思います。