|
カテゴリ:清河八郎記念館
![]() その中からほんの少しだけ紹介します。全文は記念館で直接ご鑑賞下さい。 ![]() 【5月1日:131頁】伊勢神宮≪三重県伊勢市≫ 内宮は外宮より東にありて(中略)天照大神の尊き事、筆紙にも恐れ多けれども、古よりその霊験照々として、昨年両度の地震の時は(中略)殊に湊船付近にては人死も多かりしに、内外両宮の御境地はすこしも震わず。誠に尊仰すべき事どもなり。 ▼写真提供三重県伊勢市 ![]() 【5月4日:137頁】春日大社≪奈良県奈良市≫ 曇りけれどもしばらく雨の模様なし。南都は桓武天皇已前の王城にして、王宮は今はなれあり。(中略)さりながら大和の国にては第一の名所故、旧蹟かぞうるにいとまなし。まず案内をやとひ、猿沢の池を見るに、五・六丁まわりの小池にて春日神の御手洗といふ。 ▼写真提供奈良県奈良市 ![]() 【5月15日:177頁】金毘羅宮≪香川県琴平町≫ 市中より八丁ばかり急にのぼり、二王門を得る。いわゆる山門なり。「象頭山」といふ額あり。是まで市家両岸に 連れり。是よりは左右石の玉垣にて、燈篭をならべ、桜を植えをきたり。 【5月21日:200頁】錦帯橋≪山口県岩国市≫ 早天七ツ頃、潮に乗じ舟子纜をとき、岩国にいたる。錦帯橋と申は、城に往来する橋なり。錦川にかかりし故、錦帯橋と名づく。錦川は流れ急にして、五、六月の頃急雨のつづく毎に水みち、流れさかだちて、舟渡し相成らぬ事ままありて、城中に往来する事かなはず。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年07月02日 17時18分59秒
コメント(0) | コメントを書く
[清河八郎記念館] カテゴリの最新記事
|