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2017年05月07日
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カテゴリ:本に親しむ
表題のカタカナ8文字に惹かれて購入した。

以下、目次

 1 本はやらない
 2 悪書が良書を駆遂す
 3 読書百遍神話
 4 読むべし、読まれるべからず
 5 風のごとく‥‥‥
 6 乱読の意義
 7 セレンディピティ
 8 「修辞的残像」まで
 9 読者の存在
10 エディターシップ
11 母国語発見
12 古典の誕生
13 乱談の活力
14 忘却の美学
15 散歩開眼
16 朝の思想

以下、本文から抜粋引用

 "知識はすべて借りものである。頭のはたらきによる思考は自力による。
  ‥‥ 読書家は、知識と思考が相反する関係にあることに気がつくゆとりもなく、多忙である。知識の方が思考より体裁がいいから、もの知りになって、思考を圧倒する。知識をふりまわして知的活動をしているように誤解する。
  本当にものを考える人は、いずれ、知識と思考が二者択一の関係になることを知る。つまり、もの知りは考えず、思考をするものは知識に弱い、ということに思い至るだろう。知識をとるか思考をとるか、大問題であるが、そんなことにかかずらわるには、現実はあまりに多事である。高等教育を受けた人間はほとんど例外なく、知識信仰になる。”
 

 "ある朝、トイレで用を足していて、突如、編集は料理に似た加工であるというアイディアがひらめいた。そうだ、思わず声をあげた。編集は他に類のない仕事だと思ってきたが、そうではなく、料理人も編集に近いことをしているのではないか、と思ったのである。
 料理に使う素材は料理人がつくるのではない。材料を調理して食べものにするのである。執筆者の書いた原稿を、うまく組み合わせて面白い紙面にする編集と通じるところがある。そう考えた。
 ‥‥‥ そう考えると、この二次的創造はいろいろ他の分野においても認められていることに気づく。”
 

 "関係のない遠くの離れた分野の人の考えを知ると、思いがけないアイディアが生まれる。のちのち、私はこれを小さなセレンディピティだと考えるようになった。”
 
 "いちばんつよく感銘をうけたのは、モンテーニュのことばである。「随想録」をそぞろ読みしてして、「私の頭は、歩いてやらないと眠ってしまう」という意味のことをのべている。
 ものを考えるのに、歩くことがいかに大切かということをこれほどはっきり言っているのを知らなかった。私に散歩への眼を開かせてくれたのはモンテーニュである。”
 
 "どうしたらものを考えられるようになるのか。
  誰も教えてくれない。本もない。自分で見つけるしかない。
  そして散歩を見なおした。体のためではなく、新しい思考をするためには、机に向かっていてはいけない。外へ出て、あてどもなく歩いていると、新しいアイディアが浮かぶ。いつもというわけではないが、‥‥‥”
 
 "こうして、私の朝の思想は少しずつふくらんでいたが、あるとき、決定的な言葉に出会った。菊池寛の文章を読み散らしていたときである。「私は、夜など、一行だって書こうとは思わない」というのである。
  ‥‥‥
  菊池寛のひとことが、私にセレンディピティをもたらした。その偶然をありがたいものに思っている。”
 
 "散歩は体にいい。それ以上に頭のはたらきにいい、ということを知った、というより、悟ったのは、貧しいわが人生の中でひとうの事件であった。さらに、朝の散歩が人生のためにも良いと考えるようになった。
 平凡な人間で、大したことは何もできないが、朝の思想、朝の生活を自得したことを喜びとしている。
 朝の人間として一生を終わりたいと願っている。”
  
 
  ………………………… …………………………
  
 セレンディピティ=思いがけないことを発見する能力 ・・・ 簡単にわかりやすくこのように解説しているが、この「セレンディピティ」という言葉はネットが汎用的に使われるようになってから、以前にもまして良く目にするようになったような気がする。 ということは、ネットという大海を泳いでいる中でも、この能力がとても大事ということだろうか?  かねがね、どのような行動を取った時に、自身にとって思いがけないことが発見できるのかが気になっていた、、、 ネット上だけではなく、この「感性」を常々磨いて思いがけない発見をしていくことが、自身の魂の喜びや感動、ひいては生きがいにつながっていくものだと確信に近い気持ちを抱いているんだけど、、その裏付けが少しずつ、より確実なものになってきたような、、、気が、、、
  
 また、「さろんづくり」も有効であることが書かれていたので、あながち、今の生活行動が、求めていることとあまり外れていないのではとも思ったりも、、
  
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最終更新日  2022年06月20日 11時59分34秒
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