ささやかな日々を楽しみながら‥‥‥

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2017年08月03日
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カテゴリ:読書から
まずは目次

序 章 司馬遼太郎という視点

     歴史を作った歴史家/頼山陽と徳富蘇峰
     日本人の歴史観への影響/司馬作品のオリジナリティ
     歴史小説と時代小説/歴史を奇想で崩した作家
     動態の文学、静態の文学/なぜ歴史を学ぶのか

第一章 戦国時代は何を生み出したのか

     日本、日本人に対する疑問/司馬文学と「司馬リテラシー」
     三英傑をどう見るか/「革命の三段階」とは
     明智光秀という仕掛け/合理主義者としての信長
     秀吉はなぜ活躍できたのか/家康の行動のもとにあるもの
     三英傑の残した影響/司馬作品はなぜ売れ続けるのか
     日本、日本人の二面性/高度経済成長という時代背景

第二章 幕末という大転換

     なぜ脇役・敗者を描くのか/明治維新とは何だったのか
     革命が腐敗を始める時/創作活動の原点にあるもの
     生命の危険から発せられた疑問/織田信長から大村益次郎へ
     「組織は変質する」という歴史感/時代を変革した合理主義者
     70年安保と三島由紀夫/医者に向けられたまなざし
     幕末に見た昭和陸軍の原型/坂本龍馬はいかに「発見」されたか
     幕末の風景からわかること
     常識、形式の否定から発展が生まれる

第三章 明治の「理想」はいかに実ったか

     明治維新が起きた背景/国民国家か、植民地か
     「攘夷」と「尊王」/徳川はなぜ倒されたのか
     青写真のない新国家/現実主義者・坂本龍馬
     何が明治の礎となったのか/江戸時代最大の遺産は人材
     モデルとしての帝国大学と東京/明治に実った江戸の「理想」
     江戸時代の「負」の遺産/格調の高いリアリズムとは
     文字や宗教の代わりに生み出されたもの/明治人と現代人
     「弱者の自覚」があった明治日本/秋山真之と乃木希典
     「坂の上の雲」に込められたメッセージ

第四章 「鬼胎」の時代の謎に迫る

     日本史上の特異な時代/明治と昭和は切断されているか
     ナショナリズムとパトリオティズム/暴走する「お国自慢」
     日本人の「前例主義」/「鬼胎」の時代の萌芽
     多様性を失っていった日本/「ドイツ服」の落とし穴
     「国家病」としてのドイツへの傾斜/「鬼胎」の正体「統帥権」
     統帥権と    権/「この国のかたち」に込められた思い
     
終 章 21世紀に生きる私たちへ

     最後に残された言葉/日本の歴史を動かしたのは誰か
     司馬遼太郎からの問いかけ

 以下、一部本文から"”部抜粋引用

 "司馬遼太郎さんは、作家であると同時に、歴史について調べ、深く考えると言う意味においては歴史家でもありました。しかし他の歴史家と司馬さんは一線を画しています。司馬さんは、ただの歴史小説家ではありません。「歴史をつくる歴史家」でした。
 非常に稀ではありますが、日本史上何人かこうした歴史家は存在します。歴史というのは強い浸透力を持つ文章と内容で書かれると、読んだ人間を動かし、次の時代の歴史に影響及ぼします。それをできる人が「歴史をつくる歴史家」なのです。”

 "対して、司馬さんの文学というのは、時代のダイナミズムや社会の変動を描く「動態の文学」です。
 ‥‥‥
 司馬さんの文学が「動態」となった理由――それは戦争体験が大きいと思います。「どうしてこういう国になってしまったのだろう?」という疑問が彼に小説を書かせた動因でした。ですから司馬文学の背後には、HOWよりWHYがあります。”

 "「組織は変質する」というのは、司馬さんの重要な​歴史観のひとつです。最初は理想があるけれども、​だんだん老化して、おかしなことをおこない始める​という、古今東西、あらゆる組織や人物に言える​ことです。時代も同じように、だんだん変質して​くる。その変質を歴史の動態、ダイナミズムとして、ここに表​現したのだと思います。”

 "司馬さんが描きたかったリーダー像というのは、国を誤らせない、集団を誤らせない、個人を不幸にしない、ということに尽きると思います。その対極にあるのが、過去からの伝統にとらわれて一歩も出られない人物や組織のあり方であり、合理主義とは相容れない偏狭な「思想」にかぶれて、仲間内だけでしか通用しない異常な行動を平気で取ってしまう人や集団です。”

 "司馬さんが考える「歴史を動かす人間」とは、思想で純粋培養された人ではなく、医者のような合理主義と使命感を持ち、「無私」の姿勢で組織を引っ張ることのできる人物だったといえます。”

 "司馬遼太郎という小説家のすべての仕事をひとつの本に見立てるならば、長大な最後の「あとがき」にあたるものが『この国のかたち』なのではないかと思います。なぜ敗戦に至ったのか――という自身への大きな問いを終生持ち続けて、それに誠実に答えた司馬さんの言葉であり、過去に
対する総決算が『この国のかたち』なのです。”
   
   
 以前に氏が「22歳の自分へ手紙を書き送るようにして小説を書いた」と語っていたことを記憶しているが、まさに『昭和』を書けなかった氏が、そこに至る過程を歴史小説で示すことによって、あの戦争とそこでの不条理な体験を何とか昇華させたかったのではと、やはり、そんなことを思ってしまう、、 そして、かたや、今、生きていたら、今の時代をどのように評するだろうかなどと想像しながら、、、

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最終更新日  2017年08月03日 14時21分56秒
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