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2017年11月24日
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カテゴリ:本に親しむ
この間読んだ「死ぬほど読書」ですっかりファンになってしまった著者、その80歳近い方が非常に心配していること、渾身の力を込めての書と感じたので、アマゾンで手配、、、喫緊のテーマでもあり、一気に、、

以下目次

序 章 それでも戦争を選ぶのか

 1.戦争は勝っても負けても無傷ではすまない
   日本は中国好きが9%嫌いが89%
   違いを受け入れていた明治の日本人の度量
   歴史認識は永遠に埋まらない
   ビジネスの基本は相手の文化を尊重すること
   相手を見下す危険
 2.国家経営と企業経営
   トップは常に責任を取る覚悟が必要
   責任は問われない体制の問題
   日本は無責任文化から決別せよ

第一章 戦場の真実

 1.人は人を殺せるか
   アメリカ兵の人殺し発砲率が上がった理由
   普通の市民でもその場にいればやる
 2.言葉にできない想いを汲み取る
   戦争末期の戦争の真実
   酸鼻を極めたフィリピンの山中彷徨
   組織も規律も失った敗軍の兵
 3.戦場は人を狂わせる
   とどまるところのない無間地獄
   証言者が見た中国での日本軍
   横行した理不尽な殺人
   戦場の人肉食
 4.天皇陛下万歳と叫んで死んだ兵はわずか
   何のために死ぬのか
   戦争で生き残れるかは運次第
   苦労をかけた母親のために生きて帰らねば
 5.明暗を分けた終戦後の収容所生活
   遺体も凍る零下40度のシベリア
   落盤事故で4人が死んだ米軍捕虜収容所
   異色の中国軍捕虜収容所
   悲劇の連鎖を止める決断
 6.戦後はいまだに終わっていない
   戦地に残る113万柱の遺骨
   中国に残した負の課題

第二章 戦争勃発の真実 なぜ戦争が起きるのか

 1.負ける戦争をしてはならない
   情報を握りつぶした陸軍大臣
   無責任な戦争指導者たち
 2.戦争とマスメディアの責任
   戦前も現在も、戦争報道は売れる
   なぜ戦争一色になったのか
 3.新興国と覇権国の衝突
   現在にも生きるツキジデスの罠
   同盟関係の危険
   戦争を回避するのが優れた政治家
 4.何のために戦争するのか
   領土拡張は重荷になる
   石橋湛山の小日本主義
   資本は牡丹餅、土地は重箱
   国の力は領土ではなく人である
   相手を知らないことの危険
 5.いま日本が戦争する危険はあるか
   過激な戦争論が飛び交う理由
   反感が戦意に変わる

第三章 日本を取り巻く脅威の真実

 1.日本にとっての脅威の変遷
   東西冷戦の崩壊で生まれた新たな脅威
   尖閣をめぐる中国軍の実力
   増大する中国の国防費
   防衛費拡大競争は日本の自滅
 2.中華民族の夢
   中国は過去の債権回収を始めた
   アメリカとの新型大国関係
   新時代の米中関係
   偶発的な衝突を防ぐ洋上の紳士協定
 3.北朝鮮の軍事力の実力
   テポドンは脅威とならない
   中ソに見捨てられ核に生き残りをかけた北朝鮮
 4.北朝鮮軍の自暴自棄こそ最大の脅威
   「ソウルは火の海」は口先だけの脅しではない
   中国、ロシア、韓国から見た北朝鮮
   世界にとって脅威は独裁者の自暴自棄
   核戦争の起きない仕組みをつくれ

第四章 安全保障と防衛力の真相

 1.安全保障と防衛力を同一視して議論する日本人
   中国をいかに味方に引き入れるか
   安全保障政策とは国際政治
   自衛隊は強くあらねばならぬ
   防衛予算はリスクマネジメントのコスト
 2.自衛隊の実力
   米海軍に匹敵する海上自衛隊の対潜水艦能力
   サイバー空間における戦争
   サイバーアタックの手法
   IT兵器の出現と戦場
 3.日米安保条約の真実
   アメリカは本当に日本を守るのか
   アメリカ人から見た安保条約の意義
   在日米軍を守るのは日本の自衛隊
 4.日本の安全保障は誰が考えているのか
   日本版NSCの設置

第五章 日本は特別な国であれ

 1.日本は世界の手本となれ
   グローバリゼーションと国家の対立
   テロとの戦いでも日本ならならではの働きをせよ
   南シナ海問題の本質
   戦争は何の国益にもならない
 2.A級戦犯合祀と靖国問題
   A級戦犯の合祀は英霊も喜ばない
 3.日本人は勇気を持って敗者の歴史を学べ
   歴史とは勝者の物語
   現代史を知らない人の強硬論
   あの戦争が正しかったとする歴史修正主義
   自分に心地よい物語をつくることはやめよ
 4.最も重要な抑止力は政治家の質である
   民主制度は万能ではない
   日本に必要なのはステーツマン
   エリートなき国は亡びる
   エリート教育の3つの要諦
 5.今の日本が採るべき選択肢
   わずか数十年後に迫る大問題
   日本人には世界に誇れる知恵がある
  
見開きのページで、いきなり1ページを割いて、田中角栄元首相の言葉を引用している。
 “戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。
 平和について議論する必要もない。
 だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない。”

以下“”部、本文から抜粋引用

 “軍事ジャーナリストの田岡氏によれば、安全保障とは防衛力強化のことと思って議論するのは間違いだという。
 田岡氏は「対立関係にある一方の国が軍備を強化すれば、相手も対抗上強化に動き、軍備拡張競争の悪循環に陥ることが多い。財政を傾けて競い合って、安全性どころか、互いの破壊力が高まり敵対感情が募って危険は増大する。それを考えれば安全保障の要諦はできるだけ敵を作らない、減らすことである」とする。
 「敵対しそうな国は懐柔に努め、中立的な国はなるべく好意的中立に、味方はしっかり引き付けるのが基本だ」という。
 敵をつくらないことが目的の安全保障に対し、敵がいないことには成立しないのが防衛計画だ。防衛計画とは特定の国を仮想敵国として定め、それと戦って自国を守るために戦力を整え作戦を練ることだ。
 防衛力の向上は安全保障の一つにすぎないのに、それが安全保障政策の目的であるように思うのは、目的と手段の混同だ。安全保障は国民から選ばれた政治家が担うべき政策であり、防衛を担当するのは軍人である。”

 “民主主義では政治家は民意に敏感だ。
 民意が特定の国との対立感情に向かっていけば、政治家はそうした民意におもねりがちとなる。民意というのは流動的である。1つのトピックによって、親しみから対立へ、対立から友好へと大きく振れる。 
 一国の舵取りを担う政治家は、こうした漂流する民意とともに外交や国際政治を硬直化させてはならない。常に交流のチャネルを開いておくべきだ。“

 “ただし、私はそうした事実をもって日米安保条約を否定するつもりはない。 
  私が言いたいのは、アメリカが守ってくれているからと、アメリカに依存して日本の安全保障、防衛を正面から考えようとしない日本人の思考停止状態に問題があるということだ。
  アメリカが、アメリカの事情で日米安保条約を結ぶのは当然のことである。それは安保条約がアメリカにとって意味のあることだからそうしているのであって、アメリカが日本を保護するためにやっていることではない。
  日本も日本にとって有利であれば、安保条約を継続すればよいことだ。
  しかし、安保条約がどういうもので、何ができて何ができないかを知らないまま、安保条約がなければ日本は中国に侵略されるからというような、現実離れした浅はかな議論ばかりを続けているようでは日本の安全保障は心もとない。”

 “政治家は、国を指導する立場にあるステーツマンであらねばならない。
  国民の声が誤った方向に向かっているときに、選挙で勝つために誤った声に迎合する政治家はポリティシャンだ。たとえ国民から支持されなくても、真に国民にとって必要と判断した政策は、あえて民意に反してでも発言し実行するのがステーツマンである。
 民意はときに過ちを犯すということが、民主主義のウィークポイントだ。
 最大の過ちは戦争である。政治家の使命の第一は戦争に導かないことだ。国益のために戦争も辞さずという声を聞くこともあるが、その国益とはいったい何なのか。国民を犠牲にして成り立つ国益などあろうはずがない。
  日本において最大の国益とは、国民を戦禍に巻き込まないことに尽きる。
  そのために日本にはステーツマンが必要なのである。ポリティシャンは要らない。では、ステーツマンの条件とは何か。人並み優れた知識や見識はもちろん必要だ。だが、それだけではない。哲学や信念、高い倫理観、道徳心という心の資質がより問われる。”


再度、冒頭の角栄氏の仮説、、、
 “戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。
 平和について議論する必要もない。
 だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない。”
まことに的を得た発言かと、、戦争経験者が少なくなった今、本当にそのように感じる。
  
  
単なる感情論や好き嫌いの情緒論などで他国民を判断してはいけないし、決して戦争を近づけはいけない、その民意が空気となり、すべては連鎖し、つながって動いているということを、、  

まずは、現代史を、戦争とはどういうものかを、もっともっときちんと知ることが、今すぐの課題だなと、

そんな時に、この一冊も参考になった。

晩秋の夜、ロックをチビチビと飲みながら、、      ところで、明日は47回目の憂国忌だ、、

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最終更新日  2017年11月24日 22時55分57秒
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