ささやかな日々を楽しみながら‥‥‥

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2018年09月10日
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カテゴリ:読書から
副題は ―高原の見晴らしを切り開くこと

 ちょっと堅苦しく感じる本、だけど表題のつけ方に魅せられて、それにもう一つは、パラパラとめくったら、10年前の秋葉原事件にも触れている。これは、だれか一人でも手を差し伸べることができたら防げたのではと、ちょっと心に引っかかっている事件。 そのあとの震災でこの事件は、あまりおもてには出てこなくなかったが、、、
そんなことも含めて、今のこれからの社会を筆者はどう見ているのか、興味をそそられたから。


目次
序章 現代社会はどこに向かうのか
 1.未来の消失?現代の矛盾
 2.生命曲線/歴史曲線、現代とはどういう時代か
 3.グローバル・システムの危機。あるいは球の幾何学
   ―情報化/消費化社会の臨界
 4.世界の無限/世界の有限。軸の時代Ⅰ/軸の時代Ⅱ
 5.高原の見晴らしを切り開くこと

一章 脱高度成長期の精神変容―近代の矛盾の「解凍」
 1.脱高度成長期の精神変容。データと方法
 2.「近代家族」のシステム解体
 3.経済成長課題の完了。「保守化」
 4.魔術の再生。近代合理主義の外部に向かう触手たち
 5.〈自由〉〈平等〉対〈合理性〉。合理化圧力の解除、あるいは減圧
 6.近代の理念と原則の矛盾。封印と「解凍」。高原展望
 補1.合理性、非合理性、メタ合理性
 補2.生活スタイル、ファッション、消費行動
    ―「選ばれた者」から「選ぶ者」へ

二章 ヨーロッパとアメリカの青年の変化
 1.ヨーロッパ価値観調査/世界価値観調査、データと方法
 2.幸福の高原と波乱
 3.「脱物質主義」
 4.共存の地平と模索
 5.共存の環としての仕事
 補.〈単純な至福〉

三章 ダニエルの問いの円環 ―歴史の二つの曲がり角

四章 生きるリアリティの解体と再生

五章 ロジスティック曲線について
 1.グローバリゼーションという前提 
   ―人間にとってのロジスティック曲線Ⅰ
 2.一個体当たりの資源消費量、環境破壊量の増大による加速化
   ―人間にとってのロジスティック曲線Ⅱ
 3.テクノロジーによる環境容量の変更。弾力帯。
   「リスク社会」化。不可能性と不必要性
   ―人間にとってのロジスティック曲線3

六章 高原の見晴らしを切り開くこと
 1.総理の不幸
 2.フリュギアの王
 3.三千年の夢と朝の光景
 補。欲望の相乗性

補章 世界を変える二つの方法
 1.ベルリンの壁。自由と魅力性による勝利
 2.二十世紀型革命の破綻から何を学ぶか。卵を内側から破る
 3.胚芽をつくる。肯定する革命
 4.連鎖反応という力。一華開いて世界起こる


 中身は、帯に端的に書かれている言葉に象徴される内容。

 以下、本文から“”部、抜粋引用

  “このような3つの公準、positive、diverse、consummatory ということを統合し、具体化したイメージの一つを提起するならば、〈胚芽をつくる〉ということである。新しい世界の胚芽となるすてきな集団、すてきな関係のネットワークを、さまざまな場所で、さまざまな仕方で、いたるところに発芽させ、増殖し、ゆるやかに連合する、ということである。”

 “一つの純粋に論理的な思考実験を行ってみる。
 一人の人間が、一年間をかけて一人だけ、ほんとうに深く共感する友人を得ることができたとしよう。次の一年をかけて、また一人だけ、生き方において深く共感し、共歓する友人を得たとする。このようにして十年をかけて、十だけの、小さいすてきな集団か関係のネットワークがつくられる。新しい時代の「胚芽」のようなものである。次の十年にはこの十人の一人一人が、同じようにして、十人ずつの友人を得る。二十年をかけてやっと百人の解放された生き方のネットワークがつくられる。ずいぶんゆっくりとした、しかし着実な変革である。同じような〈触発的解放の連鎖〉が続くとすれば、三十年で千人、四十年で一万人、五十年で十万人、六十年で百万人、七十年で一千万人、八十年で一億人、九十年で十億人、百年で百億人となり、世界の人類の総数を超えることとなる。

 この純粋に論理的な思考実験は、もちろん現実ではない。現実はこういうふうにはならない。いくつもの阻害する要因があり、反対に、加速する要因もある。肝要のことは速さではなく、一人が一人をという、変革の深さであり、あともどりすることのない変革の真実性である。自由と魅力性による解放だけが、あともどりすることのない変革であるからである。
 百年というのはずいぶん悠長な革命であると思われるかもしれないけれども、軸の時代Ⅰの革命が六百年余を要したことを思えば、早い革命である。それよりも本質的なことは、この〈肯定する革命〉は、破壊する革命ではなく創造する革命であり、未来の社会のために現在の生を犠牲にする革命ではなく、解放のための実践が、それ自体現在の生における解放として、楽しまれる革命であるから、自分の周囲に小さいすてきな集団やネットワークが胚芽としてつくられたその時すでに、それだけの境域において、革命は実現しているのである。

 一華開いて世界起こる。その一つの花が開くときにも、一つの細胞がまず充実すると、他の一つずつの細胞が触発されて充実する、という、充実の連鎖反応によって、全体が大きく開くのだという。
 今ここに一つの花が開く時、すでに世界は新しい。”
  
  
 最近は、来たるべき未来に対しての悲観的な書物が多いが、著者は、最新のデータと、大きな視野で、ロジスティック曲線と、最近の若者の行動や考え方を基にして、幸せな社会がやってくると述べている。

 それともう一つ、、  最近、身近に感じている若者四人の行動が頭に浮かんだ。 なんでそう考えるのか、なんでそういう行動をするのか? 本を読んでいる最中に、あああ~、そのような行動や考え方になる根拠は、こういうことなのかと、あてはまったような気がして、ストンと四人の顔が、、それがもう一つの発見だった。

 
 いずれにしても、引用部に書かれているように、一人ひとりがその抱いている感性を大事にして、少しずつ足元から固めて広げていけば未来が見えてくる。 きっと、、、 今の社会とは全く違った未来が、、、
 
 ここに書いてあるように、計算したようにはいかないだろうけれども、

 ボトムアップ志向で、
 それを、地域でネットで、多彩なツールを利用して、一つずつ、一歩ずつ、、、

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最終更新日  2018年09月10日 13時32分02秒
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