ささやかな日々を楽しみながら‥‥‥

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2018年09月27日
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カテゴリ:読書から
解剖学者であり、記憶喪失の体験を何度もしている方の書籍、「これだけは言っておきたかった」と帯に書いてあるので、読まないわけにはいかない。

一章 動物は言葉をどう聞くか
    馬鹿な犬と恩知らずの猫 動物は絶対音感の持ち主 絶対音感は「失うもの」 ヒトはノイズを求める 鳥がしゃべる根拠

二章 意味のないものにはどういう意味があるか
    感覚所与とは 役に立たないものの必要性 都会は意味で満ちている 文字禍 客観的な現実なんてない 感覚所与と意識の対立 「違い」を重視する科学

三章 人はなぜイコールを理解したのか
    動物はイコールがわからない 池田清彦の挫折と復活 「朝三暮四」と「朝四暮三」は違う イコールが生み出す「猫に小判」 ヒトは他人の立場に立つことができる 世界にひとつだけの花

四章 乱暴なものいいはなぜ増えるのか
    「an apple」と「the apple」 日本語の助詞 中国語の特性 意識と感覚の衝突乱暴なことをいいやがって サル真似の根拠 「誰でもわかる」のが数学

五章 「同じ」はどこから来たか
    人の脳の特徴と「同じ」 人とチンパンジーの僅かな差異 視覚と聴覚がぶつかると 漢字と視聴覚の関係 「同じ」のゴールは一神教 動物には言葉が要らない

六章 意識はそんなに偉いのか
    金縛りになる理由 臨死体験をする人しない人 脳は図書館のようなもの 意識に科学的定義はない 意識の分割

七章 ヒトはなぜアートを求めるのか
    芸術は解毒剤である 征服者は世界を「同じ」にする 唯一神教誕生のメカニズムコンピューターは芸術家になれない 生演奏は強い その「赤」は同じか 一期一会のパイプ アートの効用 建築は意識と感覚のどちらに重きをおくか 共有空間を受け入れられない人や動物 意識の集合体が都市

八章 社会はなぜデジタル化するのか
    昨日の私と今日の私 「平家物語」と「方丈記」の時間 「私は私」と意識はいう私の記憶喪失体験 デジカメのデータは変わらないのに 意識はデジタルを志向する 現代人は感覚所与を遮断する 情報は死なない ジャンクにも意味がある あなたがあなたであることを証明してください マイナンバーに抵抗感がある理由

九章 変わるものと変わらないものをどう考えるか
    変化するもの情報に変換するということ 軸はいつからあったのか 卵がなぜ私になるのか 進化の本質はズレ メンデルの法則は情報の法則 「情報」の発見

終章 デジタルは死なない
自然保護とグローバル化 少子高齢化の先行き コンピューターと人の競争 不死へのあこがれ


  “特別に新しいことを考えたわけではない。ただ全体にまとまりがついてきたと自分で思う。ヒトとは何か、生きるとはどういうことか。根本はそれが主題である。” と、はじめに に書いてあるように、 これだけは言っておきたいということが、著者なりの筆法と視点でまとめられている。


 以下、まずは裏表紙から“”部、抜粋引用

 “動物とヒトの違いは何か? 私たちヒトの意識と感覚に関する思索――それは人間関係やデジタル社会での息苦しさから解放される道にもなる。「考え方ひとつで人生はしのぎやすくなりますよ」、そう著者は優しく伝える。ひと冬籠って書き上げた、完全書下ろしとなる本書は、50年後も読まれるに違いない。知的刺激に満ちた、この上なく面白い「遺言」の誕生!80歳の叡智がここに。”


 以下、本文から“”部、抜粋引用


 “現代人はひたすら「同じ」を追求してきた。最初に生じたのは、身の回りに恒常的な環境を作ることである。部屋の中にいれば、いまでは終日明るさは変化しない。風は吹かない。温度は同じである。屋外に出れば、それが都市環境となる。都内の小学校の校庭はひたすら舗装される。同じ堅さの同じ平坦な地面、それを子供に与える。べつに感覚を無視することを教えているつもりはないであろう。 安全だとか、便利だとか、清潔だとか、その時々で適当な理由付けをする。でも一歩引いて見てみれば、やっていることは明らかである。感覚所与を限定し、意味と直結させ、あとは遮断する。世界を同じにしているのである。”


 本書の本筋を貫いているテーマである、「感覚」と「意識」、それと「同じ」と「違う」について、 この意味合いは本書を読んでみないとつかめないかも知れないが、、
 今の世は「意識」と「同じ」が中心で動いている。が、かたや「感覚」と「違い」の代表が藝術でありアートだろうか? 多分、そんなことで、アートの果たす役割はこれからますます大きくなる。 
 ひたすら合理化、効率化で突き進んできた現代、それにコンピューターが拍車をかける。 そんな中 「意識」から「感覚」、そして「同じ」から「違う」への方向転換は容易ではないが、そんな時代が、すぐにではないが、いずれやってくる。きっと、、 そういった意味で「遺言」と名付けたのではないか? そのように推測しているけども、、、  そこで、はじめて、息苦しさから解放されるのでは??  もっとも、手短には、都市や都会から離れてしまえば、あるいは良いのかもしれないが? 





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最終更新日  2018年09月27日 09時54分42秒
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