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2018年12月11日
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カテゴリ:本に親しむ
この方の読書量は豊富なので、文章の中身が濃い。 巻末に記された「本書で取り上げた作品」の数の多さもそれを物語っている。  ところで、50歳とは15年以上昔の話だが、15年くらいは誤差のうち、、、これから生きていく上で何か一つでも、参考になることがあればしめたものという感じで、、、

以下、目次

はじめに やがてくる孤独に備えるために

第一章 50歳クライシス
 アイデンティティーを奪われる50歳
 仕事はできるのに給料半減
 自分にいくらの値が付くのか?
 会社組織の新陳代謝
 再雇用は屈辱の選択か?
 イチローを見よ
 現実に対して自分をアジャストする
 連載打ち切りで学んだこと
 ミケランジェロの不幸
 芸術家は死後にしか評価されない
 自分の存在証明とは?
 武士であろうとした福沢諭吉
 プライドに喰われてはいけない
 孔子が一番大切にしたこと
 プライドと折り合いをつけて生きる

第二章 後悔・自責・嫉妬 マイナスの感情と折り合いをつける
 歴史とは現在と過去との対話である
 甘美な青年期の後悔
 後悔から人生を意味付けし直す
 自責の念を抱えて生き続けるということ
 乃木大将と明治の日本人の精神
 嫉妬が社会にもたらす残酷さ
 うらやましさを捨てると楽になれる
 人生の通知表を受け取る50歳
 承認はもういらない
 若さと競争しない
 高田純次さんにならって

第三章 人間ぎらいという成熟
 孤独に打ち勝つ「退屈力」
 富士山をモチーフにする
 仁者は山を好む
 盆栽は50歳を過ぎてから
 人間ぎらいのすすめ
 美的な精神生活を獲得する
 言葉の美をつくり出す
 哲学がわかるのは50歳から
 SNSという相互監視社会
 古き良き『まんだら屋の良太』の時代
 生命感を高揚させるダンス
 現役を続けるパワーに触れる
 魂を震えさせるもの

第四章 孤独の時代を越えて
 自分に何の才能があるのか?
 自分を表現できる喜び
 それは自分にコントロールできるものか?
 時間の治癒力を生かす
 愚痴を言ってもかまわない
 神様でも嫉妬する
 ひがまず褒める
 自分の課題か他人の課題か
 本を捨てるということ
 50歳になったら物欲が整理される
 絶対的な幸福の根源を持つ
 「NO××~.NO LIFE」

第五章 最後の恋を夢見ない
 運動会で転ぶお父さん
 恋愛問題50歳の壁
 生物として求められない50代
 セクハラ中年にならない方法
 70歳で良寛がモテた理由
 フョードルに学ぶ
 エネルギーを想像世界に注ぐ
 理性を失わないことが大事

第六章 喪失の悲しみ、そして自らの死への覚悟
 孔子はなぜ慟哭したか
 友情は生き続ける
 追悼は新たな出会いの機会
 魂を引き継ぐ
 辞世と弔辞に表れる日本人の死生観
 生涯の伴侶を失う悲しみ
 我が子の死を受け止める
 絵本は大人も癒してくれる
 試練に向き合う強さを学ぶ
 死とは魂の解放である
 「いつでも死ねる」という美意識
 妹を泣かせたくない
 守るべきもののために
 死とは自意識の消滅に過ぎない
 自分が生きた痕跡を残す
 私たちの役割
 名前を残す


以下、本文から“”部、抜粋引用

 “私は50歳になった時こそ、「自分のアイデンティティ(存在証明)とは何か?」という問いに、しっかり向き合うことが大事だと考えています。
‥‥‥
 アイデンティティとは、その人の生きてきた歴史、人生そのものです。「自分は何者である」という手応えのある存在証明をつかめば、50歳の危機に際しても落ち着くことができるでしょう。
‥‥‥
 福沢の例を考えると、アイデンティティと職業は、必ずしも一致しないということがわかります。それより「自分を何だと思いたいか」が重要だということです。逆に言えば「自分は何者でもない」ということもあまりなさそうです。
 自分のアイデンティティを掘り下げていくことによって、人生の手応えが得られると思います。”





 “私が「退屈力」を考えるうえで参考にしているのが、イギリスの論理学者で、哲学や教育学にも功績を残したバートランド・ラッセルの考え方です。ラッセルは著書「幸福論」の中に「退屈と興奮」という章を設け、そこで「総じてわかることは、静かな生活が偉大な人々の特徴」であると言っています。
 「偉大な本は、おしなべて退屈な部分を含んでいるし、古来、偉大な生涯はおしなべて退屈な期間を含んでいた」
 偉人の生涯にしても、二、三の偉大な瞬間を除けば、興奮に満ちたものではなかった」
またラッセルは、退屈を怖がり過ぎて直接的な強い刺激ばかり得ていると、あまりよろしくなく、むしろ実りある退屈というものがあるはずだと考えているのです。
 本章では、そうした実りある退屈について考えていきます。
‥‥‥
 芸術用語に「モチーフ」という言葉があります。主題、創作の動機といった意味ですが、芸術家にとってモチーフはとても重要です。第一章でも触れたセザンヌは、晩年は故郷のプロヴァンスに戻り、そこにそびえるサント・ヴィクトワール山を自らのモチーフとして、何度も何度も描き続けました。
 またルノワールにとってのモチーフは、裸婦という言い方もできます。自分にとってのモチーフを見つけ、そこに精神を注ぎ込むと退屈さが消えていきます。”










 “経済至上主義的な価値観を無化してくれるのが、美の世界です。美の世界は世俗とまったくかけ離れたところに成立しているので、そこに最高の価値を置いた人は、他人の経済的な成功を嫉妬したりすることがなくなります。
 美的な精神生活の獲得は、50代以上の目標の一つと言ってよいと思います。
‥‥‥
 美の世界に新たに触れ直す。もっと言えば、「自分の人生において美とは何か」という問いを哲学的に立ててみる。この問いは、自分が一体何を美しいと捉えるのか、ということを意味します。みな感性が違いますから、美しさの基準も違っています。
 そこで自分にとっての「美のイデア」すなわちこの世界における美とはこれだというものを感じ取れれば、停滞していた生命力が、一気に吹き出してくるはずです。
 真善美とは、古代ギリシャ以来の人間の理想としての普遍的価値を表します。
‥‥‥
‥‥‥
 同じように、イタリアでは芸術がリスペクトされています。美のエネルギーがどれだけ人々にとって重要なのかを理解しているのです。フランスも、国家予算に占める文化関連支出の割合が大きい。
 それに対して、日本は文化への投資の少ないことが、近年よく指摘されます。多いのは建物を造る部分で、この構造は高度成長経済成長期からほとんど変わっていません。
 しかし、これからの日本は成熟社会です。美というものに予算をかけて、どんどん投資していかなければならないと思います。それが、実は人間が生きるエネルギーにつながります。「日本を元気に」というスローガンを立てるのであれば、美や文化にもっと予算を割いてもよいはずです。”
 
 
 
 文化への予算の割り振りに対する考え方、大賛成!!
 まだまだ日本に真の豊かさは根付いていないとの仮説を立てている。文化について、言葉だけを唱える人はたくさんいるが、美や文化の必要性を本当に理解してそれを実行に移しているリーダーが少ないのでは。  これからは、内的なエネルギーが充実した、真にいい顔をした市民をいかに増やすか、そこがキーとなる。 成熟社会において、潤いある国造り、街造り、が求められている。
  
 経済は煮詰まってきたけど、それにばかり拘泥すると幸せな社会は遠のく。従来の延長で追いかけるものを間違えると迷路に迷い込む、とんでもないことになる。 もっともその前に再配分という問題をきちんとするという課題があるのだろうけれども、、、

  

 それと、
 今回の収穫は「モチーフ」という言葉、、 生きるとか、生きがいとかを考えるうえで、根幹的な意味を含んでいる。自身の物語を作るうえでとても参考になるキーワード、覚えておこう。

 おっと、もうひとつ、
 「NO××~.NO LIFE」 というものがありさえすれば、、、、、





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最終更新日  2018年12月14日 13時06分39秒
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