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2019年03月04日
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カテゴリ:本に親しむ
平成時代の日本の停滞が気になる。最近は失われた○○年という言葉は聞かれなくなったけど、相変わらず景気の良い話は聞かれない、というか少子高齢化で成熟化した低成長時代は当然なのかもしれない。様々な要因が重なり合っているとは思うが、そのひとつとして、、

 以下目次

 プロローグ GDPシェア3分の1のショック
  21年間でGDPシェアが3分の1にまで落ち込んだ/3段階で進んだ日本経済の空洞化

 第一章 日本経済集団リンチ事件
  日本経済の運命を根底から覆した「プラザ合意」/強烈な円高政策/バブルの発生/「前川レポート」は景気拡大策ではなかった

 第二章 最強だった日本型金融システムを破壊する
  戦後経済復興の最大の要因は不動産担保融資/低コストで賃金を手に入れた日本の企業は戦後、大きく発展/日本型経営システムの肝は「メインバンク制度」/バブルでつり上げた不動産価格を奈落の底に突き落とす

 第三章 小泉政権と不良債権処理
  小泉政権の誕生/同時多発テロと米国からの生贄要求/インフレターゲットの導入を拒んだ小泉政権

 第四章 彗星のように現れたハードランディング論者
  大手30社問題のクローズアップ/マスコミを通した巧みなアピール/木村プランのもたらしたもの/デフレが続く限り、不良債権問題は解決しない/木村氏との対決/日本振興銀行という妄想/木村会長逮捕と経営破綻/木村プランの結末

 第五章 ハゲタカの狙いは金融機関へ
  日本長期信用銀行の破綻処理/ハゲタカは生命保険会社独特のビジネスモデルに注目/まず不良債権を吐き出させろ/銀行を追い詰める/狙いはUFJ銀行へ/東京三菱銀行による事実上の救済合併

 第六章 緑の秋を迎えたハゲタカ・ファンド
  ハゲタカ・ファンドは「経済、社会、文化に悪影響及ぼす」/ハゲタカ業界の最大手、サーベラス/もう一羽のハゲタカ/日本企業は米国への生贄

 第七章 安倍政権下でも続く格差拡大と対米全面服従
  アベノミクスの5年間で何が起きたのか/億万長者が激増している/カジノ法案の本質/原発新設は誰のため/核兵器禁止条約に署名できない日本/働き方改革も米国のため/死ぬまで働けという国策/外国人単純労働者受け入れへ/社員は道具になった

 第八章 これからどうすればよいのか
  政策のねじれ解消を/森友学園問題は財務省による倒閣運動/セクハラ事件も激しいお咎めなし/財務省に騙されてはいけない/日本の財政は世界一健全/消費税率引き上げに全精力を傾ける財務省/財務省の支配に終止符を/日銀は初心に帰れ/米国軍事支配からの脱却/全面服従はいじめを加速させるだけ/トランプ政権は日本の農業を壊滅させようとしている/今こそベーシックインカム導入の議論を

 エピローグ 対米全面服従の始まり
 付録の童話 割れた曜変天目茶碗

 以下本文から“”部、抜粋引用

 “ハゲタカが債権や経験を握って、資産売却のため、担保不動産の権利関係をきれいにしようと出かけてみると、そこには日本独特の反社会的勢力がいた。結局権利関係の調整がうまくいかなくて、損をするケースも出てきた。いわゆる「ハゲタカの食あたり」だ。だから、彼らは急ぐ必要はないのだ。面倒な物件は、整理回収機構で公権力を使ってきれいにしてもらえばよい。きれいになった後で買えば良いのだ。”                       

  “私がずっと抱き続けている疑惑は、日本政府が、多くの日本企業を、それも資産をたっぷり抱えている日本企業を、米国に生贄として差し出したのではないかということだ。
日本は2016年末で349兆円もの対外純資産を保有しており、世界第二位の中国の210兆円を大きく上回る世界最大の対外債権保有国だ。当然のことながら、外資に頼って資本調達する必要など微塵もない。にもかかわらず、これまで行われてきたことは、日本の企業資産を二束三文で売り渡し、最終的にそれを高値で買い戻すということの繰り返しだった。そのことが、日本経済転落の最大の原因だったのだと、私は考えている。”

  “政府の本当の狙いは、パチンコ離れした国民をカジノに誘い込み、身ぐるみ剥いでしまうということではないだろうか。それは同時に、これまでパチンコ業者が持っていた利権を政府と新たに参入したカジノ業者が奪い取ることを意味する。”                

  “それでは、どこまで対象が広がるのか。日本経団連が、高度プロフェッショナル制度と同じ仕組みである「ホワイト・カラー・エグゼンプション」の導入を提言したとき、対象とする年収は400万円以上だった。また、米国にはすでに同様の制度が存在するが、米国でも導入後に、適用年収が引き下げられ、現在は年収200万円以上が対象になっている。つまり、将来的にはすべてのサラリーマンが、高度プロフェッショナル制度の対象になっていくのだ。
それでは、高度プロフェッショナル制度の対象者になると何が起きるのか。実は、法律面で言うと、高度プロフェッショナル制度は、労働基準法に次のような条文を加えるだけだ。「労働時間、休憩、休日及び深夜の割増賃金に関する規定は、対象労働者については適用しない」”

 “かって日本の大企業は、経営が悪化し、他に手がなくなったときに、初めてリストラに手を染めた。ところが、もはやどんなに儲かっていても、会社が従業員を切り捨てる時代がやってきたのだ。それも、自動車や銀行といった安定雇用の代表業種でそうなったのだ。働く仲間を犠牲にしてまで確保しなければならない利益というのは、一体何なんだろうか。”

  “しかし、2001年の小泉政権誕生以降、自民党は保守傍流に支配されるようになってしまったのだ。だから、だから最近は、保守傍流という言葉自体が死語になってしまった。
保守傍流の基本理念は、一言でいうと、「強いものが勝つ」だ。現実問題として、米国が圧倒的な軍事力を持つ以上、それに抗うようなことはしない。彼らは、「日米同盟強化」という言葉を使うが、その実態は米国に対する全面服従だ。彼らは、憲法を「改正」して自衛隊を明記するというが、それは自主防衛をするためではなく、米軍の下で戦える戦力を差し出すためだ。また、経済面では米国に要求されるままに、規制緩和を進め、市場原理を強化するが、それは単に要求されたからという理由だけではなく、彼ら自身の理念でもあるのだ。”         

 “健康被害だけではない。農水省の推計によると、関税撤廃によって、食料自給率は現在の40%から14%へと低下する。そうなったら日本は米国なしでは、食べることさえできなくなってしまう。その結果、日本の対米服従はますます強まっていくのだ。
だから、たとえ自動車を人質にとられたとしても、これ以上の農産物市場の開放は、絶対に受け入れてはいけないのだ。”                           


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 21世紀に入った途端にガラリ一変してしまった風景、小泉政権になったときと奇しくも一致している。
 会社では、人は資本ではなくコスト、会社は株主のモノ、成果主義、などの声が、どこの会社でも一斉に起こりリストラが進められた。 福利厚生施設や教育施設は売り払われ、社内の雰囲気も家族主義的な空気は消えた。 制度やシステムの変更に伴い、派遣法なども拡大され、社内にいる人は社員や契約社員、派遣社員など雇用条件の違う人が入り乱れて、従業員が個々に分断されて殺伐とした雰囲気になった。

 日本のシステムの良い面、悪い面、いろいろあるが、日本の成長力の弱さがどこにあるのか、そのひとつに著者が述べていることもあるのではないかと、常々感じていたところでもある。


 以前、仕事をしていた時に、契約書を取り交わすとき、必ず暴対法の条文を入れるが、それはなぜなのか? なぜか疑問を感じていた。が、その理由も腑に落ちたような。 これって、いずれにしてもコストカットがよりシンプルで簡単にできるような、資本を吸い取る構造を作り上げるためではないかと、うがった見方をしてしまったが、、
   
 カジノ、なるほど、ギャンブル利権を欧米にシフトする狙いか?  ただし、カジノが日本の風土にあうのか、何かちょっと違うような気がするが、、

 高度プロフェッショナル制度は、シンプルな仕組みにして、残業手当など諸手当をカットできるようにして、結果的には労働者の収入が下がる仕組みの前段階か?

 そして、食料、これは安全保障上、自給率が下がるのは極めて問題、ではどうすればよいのかが難しいが、大変に不安である。

 断片的には、そんなことをつらつら思い、これらの推論がすべて正しいかは、他の方の本とも読み比べながら判断していきたい。





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最終更新日  2019年03月04日 21時20分07秒
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